2021-09-28

ゲイ相手に体を売っても風俗嬢の苦しみは理解できない

「お前もゲイ相手に体を売れば?」

インターネット治安の悪い界隈では、リベラルフェミニスト自称する皆様すら、気軽にこんなことを言ってしま

そうすれば風俗で働く女性の苦しみがお前にも理解できるだろう、というわけだ

しかしこれはいろんな意味的外れである

まず性的指向からして違う

しかしそちらについてはここでは触れない、重要ポイントは他にある

「なぜ風俗メンタルを病むのか?」

そこの理由を、そういう人らはもちろん、下手すりゃ当事者女性すら理解していないのだ


まず女というのは、とにかくその場でヒエラルキーの高い男に群がるという習性がある

小学校では足の速い児童に、高校大学では体育会系イケメンに、サークルでは3年の幹部に、就活となればギョーカイの偉そうなおっさんに、婚活では医者弁護士に、そして新興宗教なら教祖ジジイ

これらは男目線では単なる節操のない行動にしか見えないが、全て一貫した動機から生じている

「その場でヒエラルキーの高い男に群がり、そいつに取り入ることで、自分も同じヒエラルキーに上がった気分になる」というわけだ

単に箱の種類とヒエラルキー基準が違うだけで、やっていることはみんな一緒である

そして風俗というのは、女のそんな欲望を全く満たしてくれない

まず客を選べない

そしていくら高級なそれであっても、金のやりとりをすれば、基本それで終わる

女にとっては、やること自体ではなく「ヒエラルキーの低い男とやらされること」「やったのに自分ヒエラルキー全然上がらないこと」こそがたまらない苦痛であり、そして搾取に他ならないのだ

そりゃメンタルも病むだろう


ところが、男にはそういう欲望苦痛存在しない

戦国時代の小姓とかならともかく、現代社会では「自分の性を使って自分ヒエラルキーを上げる」というのが、女相手であれゲイ相手であれ、そもそも単なる夢物語しかいからだ

どこぞのアナウンサーやなンだわの人みたいな例がないわけではないが、相当のレアケースである

からゲイ相手に体を売ったとしても、もちろんそれにはそれなりの肉体的精神的苦痛は伴うだろうが、しか風俗嬢の本当の苦しみとは全くかけ離れている

見下している相手とやることの悔しさ、そして本来なら当然得られてしかるべきだったヒエラルキー喪失感

どちらも男にとってはハナから無縁であり、ゆえに想像しづらいのである

そして当の風俗自身すら、それを感覚としてはわかっていても、論理として消化できていないのかもしれない

ハフポスト記事いくら読んだって、そんなこと理解できるわけがないのだ


ところで、これらを踏まえると、江戸時代遊郭の「位が上がれば客を選べる」とか「身請け」とかのシステム、あれはもう悪辣なほどによくできているのではないだろうか

もはや女の習性のハックである

下手すりゃ売春自体より、そっちの方が罪深いと思ってしま

  • 負の性欲に真っ向から反するという意味で苦しみが理解できないというのは分かるのだが、 ゲイ(同性)相手に身体を売ることへの男の嫌悪感と苦痛がまたそれとは別に存在すると思う...

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