人権太郎の名字は「聖(ひじり)」という。「人権」が名字で「太郎」が名前だと度々勘違いされるが、「人権太郎」が名前であり、「聖・人権太郎」でフルネームである。
名付けの親である彼の父は若い頃に裁判官を目指していた。人一倍正義感が強く、幼い頃から裁判官になる夢を周囲に語っていた。高校を卒業すると毎日のように裁判所の前で裁判官を出待ちして「弟子にして欲しい」と頼み込んでいたが、周囲の話では司法試験は一度も受けたことが無いという。そのような制度の存在自体知らなかったらしい。
そんな親に育てられた人権太郎は、とても正義感の強いピュアな人間に育った。TVアニメ『アンパンマン』に登場する敵役のバイキンマンに憤るあまり家のテレビを破壊したことは一度や二度ではないし、中学の修学旅行では旅館のテレビを破壊して強制的に帰宅させられたこともあった。
人権太郎にとってこの社会がとても生きづらい社会であったことは想像に難くない。しかし人権太郎は決して挫けるようなことはなかった。むしろ周りから浮いた存在になることで、彼はますます自分の正しさに確信を深めていった。
1997年12月9日の人権太郎の行動については詳細に記録が残っている。彼はバイト先のTSUTAYAでお客から返却されたビデオテープを巻き戻す作業をしていた。いつもならすぐに終わる作業だっ...
人権太郎の趣味は、アニメ・特撮の「○○音頭」のカセットテープを収集することだった。お気に入りの『パプワくん音頭』に至っては同じものを40本集めるほどのめり込んでいた。 レ...
人権太郎がよく口にする単語に『キノコ兵器』がある。キノコ兵器とは彼が考えた独自の兵器で、キノコを利用した細菌兵器である(厳密にいえばキノコは真菌であり細菌とは異なる)。人...
人権太郎はたびたび大山のぶ代と間違えられる。 声は全然違うので否定するまでもなく第一声で人違いだと明らかになるのだが、普段無口な人権太郎は勘違いされても気にせず無言でや...