2021-09-24

実母の住所を調べた

これはただの記録。

私はこの話を軽い話にも、重い話にもするつもりは無いというか。ここに日記を書いたのも、周りに内緒にしておくと決めたとはいえ全て自分ひとりの心に抱え込んでおくのは流石に精神衛生上宜しくないと思ったし、事実を受け止めるためにも整理する必要があったから。


同じように偶然家族秘密を知ってしまってどうすればいいか悩む人がいるかもしれない。

私が偶然母子手帳を見た時、正直最初はよく解らなかった。そっかそっかと冷静ではあったけど、何度も見返したし読み直したし、検索履歴に「母子手帳 名前 違う 母親 違う」ばかり残った。

ネットを見たってわからなかった。こういう行動をした人間もいるよってどこかに書いておきたかった。役に立つことは無いと思うけど。

自分精神的にも整理ができるし、匿名というのは良くも悪くも都合が良かった。


7月、ひょんなことから実母と実姉の存在を知った。

父に離婚歴があり、私と母に血の繋がりがなく、妹とは腹違い。これについて「長女じゃなかった」という日記を書いた。


思っていたよりリアクションがあって驚いた。なにより、暖かい言葉優しい言葉ばかりな事に驚いた。励ましや助言もいただいたし、知らないこともたくさんあった。

色んなお言葉ありがとうございました。


実母の戸籍を取得できることを知って、知りたい気持ちが強まってしまった。

私はこの歳になるまで一切何も知らずにいた。親は実姉が3歳の頃に別れている。実姉も私のことを知らずに生きている可能性がある。

知ってても知らなくてもいきなり私が現れたらどんな気持ちになるだろうか。姉も気になるけど、まずは母親だと思った。

私は行動力があるというより、好奇心が強いんだと思う。

私の人生において、私に関わる登場人物が2人増えたんだから気にならないわけがない。

まれ理由をつくったひと。実母がいなければ私はこの世界にいないわけだ。

今まで何も知らず、しかもそれなりに平和に生きてきて、今更誰を恨むもクソもない。ショックというより、ひたすら驚きだった。

人間いつ死ぬかわからない。私も明日死ぬかもしれない。死ぬ前に知っておかないと後悔してしまうと思った。


ただ、私は知りたいと思って動いたけど実姉は私の存在なんて知らないのだろうか、知っていてもそれ以上の興味はないのだろうかなんて無駄なことを考えてしまうこともある。


8月中旬

実母の戸籍謄本と附票を取ろうと思って役所へ行った。

実母が離婚後に入ったのは実母の父親(私の実祖父)が筆頭者の戸籍

それは私の住んでいるところからすぐ近くだったから行き慣れた役所でとることができた。

しかしたらすぐ近くにいるのかもしれないなんて淡い期待を抱いた。

記入スペースの職員さんに教えてもらいながら申請書を書いて提出。

会計に呼ばれた。

渡されたのは戸籍謄本と改製原附票。その戸籍謄本に実母の名前はなかった。

なぜだろう?

母の戸籍謄本と住所が知りたいと説明した。

から違う職員さんがわざわざ出てきてくれた。会計窓口から移動して今度はなるべく詳しく説明した。

なぜか声が震えた。あまり緊張するタイプではない。

パーソナルなことを話すのに恥ずかしさがあったのかもしれない。自分無知なことが恥ずかしかったのかもしれない。

自意識過剰なので、泣いていると勘違いされたら嫌だな。かわいそうな人と思われたら嫌だななんて考えていた。

職員さんは私でもわかるように丁寧に説明してくれた。

聞くと、戸籍改製をされる前に実母が除籍しているため、新しいものには載っていないのだろう。改製原戸籍をとることができると言われたのでお願いした。

改製原戸籍をもらってまた説明をうけた。

祖父戸籍に入ってすぐ新戸籍編製のため除籍していた。

実母が筆頭者になったらしい。

交付はできるけどまたお金がかかってしまうよと言われた。お金心配までされてしまったけど、サービスに対してお金を支払うのは当たり前だ。


今一緒に附票をとる必要はない。最新の住所が知りたいなら再婚とかでまた違う戸籍に入っているかもしれないから附票を取るかはあとで考えましょうと言われた。

申請書をその場で書かせてくれて、私が書き終わる頃にはもう除籍謄本を出してくれていた。


実母は父と離婚した2年後、再婚していることがわかった。

入籍した戸籍がある町は県を跨いでちょっと遠いところにある。

特急に乗れば2時間だけど、このご時世では流石に控えるべきだと思った。

その町の役所で同じようにやれば最新の住所がわかるかもしれないと教えて貰った。

正味私は頭が悪いのでわからないことだらけだし、知らないことがたくさんある。

職員さんには手間をとらせてしまってちょっと申し訳なかったけど、丁寧に説明してくれる人でありがたかった。

郵送でもできるからこれを渡しておくねと郵送用の請求書を貰って帰った。

便利な世の中で良かった。


母が今どこに住んでいるのかわかったら手紙を出すつもりだった。

誰にも秘密で動いているので、返事が自宅には届いてほしくない。

親にはなかなか話せない。私と親との距離感はそんな感じだ。

正直、秘密で動くワクワク感もあったし、自分でどこまでできるのか知りたかった。


私なりに調べて考えた結果、私設私書箱を開設することにした。

開設する前に1つ疑問があった。戸籍など役所請求する書類私書箱に届けてもらえるのか。市役所とのやり取りも私書箱使用しようと思っていたけど、ホームページを読んでも答えが載っていなかったので役所メールフォームに問い合わせてみた。

その私書箱使用していると証明できるモノがあれば郵送可能だと返事が来た。

請求するにあたって送付するモノ一覧も載せてくれていた。

便利な世の中で良かった。


9月初旬私書箱を開設。

役所には契約書のコピー使用証明できると思うが、念のために私書箱の方にも相談した。もし役所から電話がかかってきたら担当者の方が本人が使用していることを伝えてくれる手筈になった。


市役所戸籍謄本申請書を郵送。また離婚している可能性もあるから、附票はまだいいかととりあえず戸籍謄本だけ申請をした。

土日を挟んで4日ほどで返信が届いた。


実姉は結婚して数年前に除籍していた。事情も知ってるだろう。

実母と再婚相手の間には長女がいた。

この戸籍で附票をとれば現在の住所がわかるかもしれない。

今度は附票をとるためにまた書類を準備しはじめた。

この辺でわからなくなってきた。実母の最新の住所がわかったら自分はどうしたい?手紙を出して?それでどうする?


時々、これは本当か?と思うことがある。これは本当のことなのか、夢を見ているんじゃないかとか。今になって疑いだす瞬間がある。

最初は「驚き」と「おもしろい」だったものが、考えれば考えるほど、日が経てば経つほど、わからなくなってくる事もあるらしい。


ほどなくして附票が届いた。本籍地と住所が同じだった。実母は再婚してからずっと同じ所に住んでいるらしい。


人に手紙を書くのは下手したら小学生以来かもしれない。便箋封筒を選んだ。秋らしいデザインで気に入ったものを買った。

文具を買った足でカフェに入り手紙を書いた。文章スマホメモに考えておいた。書く直前に分からなくならないように。


母のことを最近知ったこと。手紙を出した経緯。産んでくれて感謝していること。平和健康暮らしていること。勝手に調べてしまたこと。迷惑かもしれないとわかっていながら手紙を出したこと。会いたいと思っていること。返事を待っていること。拙い文章ではあるけど、書きたいことをなるべく簡潔に書きたかった。便箋3枚になってしまった。


近くの人たちの会話が少し気になったけど、レモンワッフルで糖分を補給しながらなんとか書き終えた。外に出るとなんとすぐ近くに郵便局があった。これはこのまま出してしまえということだと思った。

激混みの郵便局ではバタバタ手続きが行われ、余韻のよの字も無いままに手紙を出し終えていた。


ちゃんと母の手に渡るだろうか。

しかしたら、離婚の原因は私にあるかもしれない。

しかしたら、私のことを覚えていないかもしれない。

しかしたら、怪しいからと信じてくれないかもしれない。

しかしたら、読む前に捨てられてしまうかもしれない。

しかしたら、返事なんて来ないかもしれない。


でも、わたしはさっき出した手紙の返事を待ってみようと思う。

  • これ読んだことある。

  • 前の書き込みにもアドバイスしたものやけど、追加や。 母の最新の戸籍簿謄本も取れるなら取るべき。今の夫と、その子供たちも載ってる。 子どもたちが大きいのか小さいのか、そう...

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