2021-09-17

冷やしうどんピークが去った

近所のセブンイレブンから冷やしうどんが消えてしまって、私は悲しくなった。

夏の暑い時、温かいうどんラーメンはどうしても食べづらいので、私は決まって「半熟たまごの冷やしぶっかけうどん」を食べていたのだ。

もしこの商品が売ってなかったら、類似品の「自家製揚げ玉の冷やしたぬきうどん」、または「ざるそば」を食べる。これが私の夏のルーティーンとなっていた。

私は冷やしうどんを3日に一度は食べていたはずなので、つまり身体を動かすエネルギー20%ほどを冷やしうどんで補っていたことになる。

それが今、急に消えてしまったのだ。

私は、これは革命が起きたと思った。

少なくとも相当の苦痛を伴う改革には違いないと思った。

外は暑い9月はまだ夏の熱気を残している。人々は冷やしうどんを求めている。じきに怒りに身を任せた人々が反抗の狼煙を上げるだろう。私も参加しなければ。

私の心の中に沸々とした怒りが湧いてきた。そしてその怒りはアイス棚にモナ王発見したことで急速に消えていった。

ラーメンカレーパスタが並ぶ棚から「お出汁のきいたきつねうどん」、アイスからモナ王を2つ手に取った。今日はこれにしようと思った。

かいうどんを食べ、その後クーラーを効かせながらアイスを食べる。

体重は前よりも少し増えるだろうか?。エレベーターではなく階段を使えばトントンくらいにはなるだろう。

変わることは前に進むことと同義なのだ。それが自分意思かどうかは些細なことなのだろう。

会計を済ませて外に出ると、ちょうど夕方5時のチャイムが鳴っていた。哀愁という言葉脳裏をよぎった。これが秋なのだろうか。

自転車に乗っている人も、歩道を歩いているサラリーマンも浮かない顔をしていた。

おそらく私も同じ表情をしているだろう。信号が青に変わったのでみんな渡っていく。

冷やしうどんコンビニから無くなったことも、まるで何でもないように人々は過ごしているけれど

それでもいまだに街はなんだか落ち着かないような気がしていた。

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