「夫は仕事が忙しくて(家事をろくすっぽしないのです)」と、あなたは言う。
「仕事が忙しい」というのは、いったい、どういうことなんであろうか。
夫は朝から晩まで、パソコンに向かってカチカチカチカチなーにしてんのか。
忙しいというのは、つまり、目に見えないほど細かく小さく取るに足らないタスクが、さばききれないほど存在するということ。そして毎時毎秒、増え続けている状況だ。
取るに足らないタスクが1つあるとする。
なんかの集計をエクセルで整える、みたいな。
10分で済まようぜなみたいな。
しかし実際に触ってみると、
直す際に正確な名称をちくちく調べ、ちくちくコピペし、ちくちく再チェックし、ようやく整える作業に入り、
終わったと思ったら後輩に頼んだもう一方のエクセルが、不ぞろいなままだったことに気づく。
非難しているニュアンスを入念に排して後輩にメールで聞いたり、
そしたら「確認致しました。問題ございません」と返ってきたり、
人を傷つけたいな、誰か傷つけたいな、だけどできない理由は、やっぱりただ自分が恐いだけなんだな…Uh…
といったことが、「エクセル作業」と6文字で表現される中に詰まっている。
名もなき仕事。
だれでもできる、取るに足らない、そして誰にも知られないタスクの集積。
それが仕事だ。
ていうか、頭のいい偉い人が「そもそもこの事業いらないんじゃね」と言う可能性はつねにあるし。うすうすそんなん現場は分かってるし。
話がずれた。
家の外の仕事だろうと、家の中の仕事だろうと、仕事なんてのは担当者にしか見えない細かいタスクの集積なんだよ。
違うのは、「私がやっていることが認識されていない、褒めてもらえない」と喚いたら、外の仕事では、じゃああなた要らないって、言われるんだよ。
青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
メンヘラ子持ちだったら子どもが可哀想
仕事に終わりはあるけど家事に終わりはないからな
仕事にも終わりなくない?
終わらせろよ。
バカヤロー、まだ始まっちゃいねぇよ
終わりなき旅って家事ソングとしてもいいなあ