感染第一波の時、まったく知らない別世界くらい距離のある話だと思っていた。
感染第二波の時、自分が生きてる島の隣の島で起こってるよ、というくらいの話に思っていた。
感染第三波の時、島に住んでいて遠くで聞こえるさざ波くらいの距離までやってきたかな?と思うようになった。
感染第四派の時、いよいよ、島の中で感染がおこり始めて、でもその感染は自分のつながりのない人がかかってるくらいの話だと思っていた。
感染第五派の今、友人が感染したり濃厚接触認定されたり、自分の首元までコロナの足音が聞こえてきた。
感染第六波の未来があるとするなら、そのころに私は感染して、もしかしたら人生を終えてるのだろうか。
人の流れを絶たれ、面と向かって大切にしてきた交流がないことにそろそろ限界を感じる。
相手の表情をカメラで通すのと、自分の目で見て、それこそ顔の微妙な表情で相手と会話する。
夜になれば気の合う仲間でも、一人でも、お外で食べるご飯やお酒はおいしい。
これがまたできるように。