2021-08-15

戦争戦闘経験者って身近にたくさん居たはずなのに

自分は今40代半ばだけど、小学生の頃は周りに戦争経験者はたくさんいたはず。

でも戦地体験を聞いたことがない、いや正確には子供が聞いてはならない事と感じていた。

うちのおじいさんも戦争に行ってた、でも詳しく聞いたことはない。

聞いてみたいという思いはあった、でも聞けなかった。

でも何で聞いてはならないと感じていたのだろう?という疑問を抱いてもいた、が、

それに一つの答えを見たと感じたのが20年ほど前に見た確か朝日新聞記事だった。

それが元日本兵に対する戦地での様子を取材した記事

その取材を受けた人は数百人に上り記事になったのはその中の数十人、

その記事は当時、どういう戦闘をしたのかを取材していた。

要は敵兵をどう殺したのか、という事も含めた内容の記事

銃剣で胸を刺したとか、敵兵を目の前で爆破したとか、

でもその取材を受けているのはどう見ても普通のおじいさん、

孫と一緒に遊んでいたり、こたつみかん食べていたり、

みな、どこにでもいる様なおじいさんの姿がある。

もちろんみな、悪意や個人的な恨み、勝手自己都合ではなく、

国の命令で国のため、家族のため、自分の身を守るための戦闘

でも人を殺したことがある。そんな人が当時、日本にはそこら中に居た。

その新聞記事掲載当時に問題になってたが覚えがあり、その理由は「ほじくり返すな!」だった記憶がある。

仮に自分小中学生の頃に、おじいさんは戦地戦闘を繰り返していた、敵兵をやっつけていた、

という話を聞いていたら多分、「へー、そーなんだ」と、事実をそのまま受け入れるだけだったと思うけど、

うちのおじいさんが人殺し、と捉えてうまく整理できない人が意外と多かったのかもしれない。

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