クリーブランド・インディアンスというMLBの球団が、「ガーディアンズ」に変わる。
理由は当然、先住民に対する差別とかそういう理由だ。個人的はむしろなぜ今まで許されていたのかとびっくりする。
しかし、昨今の「価値観アップデート」の話題を踏まえると、他にも怪しいところはあるのではないか。
問題になりそうなのは、ニューヨーク・ヤンキース。ヤンキーって差別用語じゃないのか。
クリーブランド球団は、先住民ではない「アメリカ人の」球団が名乗るのは不適当だという理由で差別認定されたようである。
それを考えると、アメリカ人がアメリカ人への差別用語を名乗るのはいいって感じなのかもしれない。
しかし、昨今のMLBはアメリカ人ではない人種の選手が増加している(先住民ではないが)。
選手が全員アメリカ人であるという前提の議論は、そういう選手を無視しているようでどうなのかとも思う。
そもそも「ヤンキー」は「北東部の」アメリカ人への差別用語であるから、それ以外のアメリカ人を含む集団が名乗るのも、やはりクリーブランドの事例のような危うさを感じる。
こないだのオリンピックの事例からもわかるように、少し前まで許されていたことが、価値観アップデートによって許されなく成っている。
アメリカの球団だからアメリカ人への差別用語はオッケー、というような「緩さ」はいつまで許されるだろうか。
余談だが、ニューヨーク・メッツもなんとなく問題を感じる。都会人を自称し、実際ニューヨークが都会であることを考えると、