2021-07-24

2021年アニメ3話くらいまで見た

嘘だ。新作アニメはほぼ見ていない。だんだん新作を見るのが重くなってきた。

そうやって再放送ばかり見て、見ている夏新番原作既読と続編ばかりに。

これが老化か。

ゲッターロボ アーク

一見ている新作かつ非続編アニメとはいえ原作既読だし、原作漫画自体が続編として描かれたものだ。

監督川越淳ヒーローアクションに関しては信頼できる。それが『マジンカイザーSKL』でも、『アンパンマン』でも。かつて『新ゲッターロボ』がアレだったのは原作しか(もしくは原作者すら)描ききれないゲッター意思に手を出したからで、原作に沿っている今回は問題ないはず。

他のメインスタッフにも俺でさえ名前を知っている人がいる。脚本早川正は近年のダイナミックロボのリメイク企画でよく見る名前だ。キャラデ・総作監本橋秀之も30年前に『虚無戦史MIROKU』と『魔獣戦線』のOVA版でキャラ作監をやっていたらしく、原作絵がアニメ再現されている。

どうやら馬鹿天才が集まってこのアニメはできているらしい。

アニオリも良いところがある。キャラ描写に厚みも出るし、コンビニオニギリとコーラ価値も上がっている。特に説明もなく入れた過去作要素の説明を回想で差し込むのも良い。漫画ゲッターロボサーガ』が入手困難な現在過去作要素の補完はご新規様に優しい。しか真ゲッターが発進していくシーンの隼人ちゃんと当時の絵柄に寄せていた。この仕事は本当に、本当にすばらしい。

微妙だと思うアニオリもある。道場の名札。単なる背景ネタとはいえ解釈違いが過ぎる。将造がクソ田舎のボロ道場に通うようなタマか?竜馬の側もシャブ極道兵器免許皆伝を認めないだろう。慎一も魔獣になる前だと空手なんかやりそうにない。

ゲッター戦闘用語でハジとは死のことだ」のくだり、アニメだと柔らかすぎる。今死なせてやった方が親切感が薄く、地獄を見せてくれなさそう。

先々の不安も大きい。アニメで『ゲッターロボサーガ』全てを説明するには永劫の時が流れてしまう。どこまでアニオリで設定説明を補完していけるのだろうか?説明係と思しきサンドイッチが一番怖いくんの出番はどこまで増やせる?

現状のアニオリは過去作の説明や本編描写の隙間を埋める形で挿入されている。しか原作の外側に手を出したら?具体的には完全完結を謳い、原作最終回のその先を描いてしまったら?そんな心配が拭えない。宇宙で『虚無戦記ごっこなんかやられたら興醒めだ。そんな二次創作幻冬舎アンソロでたくさんだ。テレビでまでやってほしくない。では地球での戦いの続きは?それを直接描いていいのは石川賢ただ一人だろう。

どうしても最終回の先をやるなら、マジンガーZとガラダブラMK01の対決にしてほしい。

この企画自体に胡散臭さも感じている。シリーズ作品をいきなり最終作からアニメにするやつがあるか?

企画が通った理由についてバンナムグループの共有フリー素材という説がある。こんなものネット民下衆の勘繰りしかないが、近年のスパロボOVA世界最後の日』が酷使されて飽きられている点、序盤のやられ役に過ぎないD2超合金魂化されGX-100までのカウントダウンに組み込まれている点が、無駄説得力を持たせている。

アニメに関わってないから当然だが、バンナムグループ以外は足並みがまるで揃わない。双葉社が『アーク』の新装版を出したのは5年も前のことらしい(一昨年くらいだと思っていた)。それはもう本屋に無いし、また刷ってる様子もない。

アーク原作本は絶版。そこに至るまでをまとめた『ゲッターロボサーガ』もまた絶版電子配信はebookjapanだけ。こんなに新規ファンに優しくないアニメ企画があるか?ゲッター線を浴びようキャンペーンにも、わしはゲッターサーガ全巻A5サイズ刊行たかったんじゃ!だのに、5年前の既刊B6サイズ3冊セット10名様プレゼントごまかしおって!という想いしかない。出版がその体たらくからアニメが頑張って内容補完する必要がより出てくる。しかカーターマクドナルがなぜアンドロメダ流国に与しているか、『アーク』という話の枠の中で、その衝撃を柔らげることな説明できるのだろうか。

それにしてもebookjapanの電子版以外に原作双葉社の『サーガ』版)に触れる方法がない現状はあまりに厳しい。元双葉社中島かずき氏はYouTube動画ゲッターロボトーク』で本にまとめることで中古を含め長く市場流通すると言っていたが、さすがに20年も経つと中古でも流通在庫は無くなっていく。しかも今回のアニメ化で『サーガ』はプレ値転売まで横行する始末。俺の観測範囲では『アーク新装版の時点でさえ『サーガ』よりもサンデーコミックス版やキャプテンコミックス版の方が在庫が見付けやすく、値段も安かった。しかしそっちではダメだ。『アーク』に繋がる内容は『サーガ』にしかまとまっていないし、『真』に至っては単行本が『サーガしかない。

とはいえ、もう中島氏のようなやべーファンがいないであろう今の双葉社に『サーガ』と『アーク』計15巻をA5判で全部刷れと言うのは無理な話だろう。『石川賢マンガ大全』が出ただけ良しとするしかない。

マンガといえば、エンディングに使われているマンガは画風の統一を狙ってか、90年代後半の描き下ろしや読切を使っているけれど、絵柄は違えど竜馬が例のリボルバー散弾銃を選ぶところや、ヤクザに刺されるとこを使えば、拓馬との血の繋がりを感じさせることができたんじゃなかろうか。もったいない。実にもったいない。やっぱり続編をいきなりアニメ化したのには無理があるよこれ。原作にあった積み重ねが何一つないんだから

予算スケジュールも潤沢とは言い難そうであるキャラの見た目は褒めたが、動きはかなり物足りない。CGメカもテカテカでダサいしかも新早乙女研のゲッターは全てD2統一されてしまった。この調子ゲッター軍団艦隊はどうなるのだろうか。全ゲッターCGモデルを作ったら制作費がかさんで製作委員会問題になる。じゃあまた同じ形にするのか?それとも手描き?

このアニメJAM Projectというユニットが分からなくなった。

彼らの熱血アニソン風の歌詞は熱血要素が薄かったりウェットな要素を内包していた番組内容と乖離して、アニソンとして破綻することがあった。ただJAM商売だし、ライブや大当たり中の盛り上がりを優先して、わざと番組内容を無視しているんだろうと納得もしていた。

ところが今回は違った。『DRAGON 2021』は既存曲のアレンジバージョンなのに、この番組エンディングになった瞬間に明らかにゲッターの宿敵の歌となり、それを踏まえると『Bloodlines』もやはり敵側の視点に立った歌にしか聞こえなくなる。衝撃的だった。彼らは他タイトル主題歌イメージを180度塗り替えた上に、番組主題歌を現生地人類絶滅を願う異種族の歌として書くことができる人達だったのか。そんな深夜アニメライクな悪趣味をするユニットというイメージはなかったのだが……それとも全ては偶然?

いや、やはりこれは意図的だろう。だって時代を超えて」「牙」未来のため」だぞ。鬼だろ。

  • おじいちゃん、また昔のアニメみてる~~~

  • いろいろなものを引用して牽強付会と権威付けする評論が好きではなくて、この増田はその点ゲッター周辺だけに神経を集中していて好感が持てる(この増田の全記事がそうかどうかは...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん