私は3年生で去年も同じゼミ所属なんですが、先生が適当な上オンラインだったので気づいたら終わってました。今年は対面で、係の仕事もあるから結構だるい。
まず元凶は先生が変わったこと。サバティカル(研究休暇)という制度があって、研究に専念するため授業など諸々の業務をお休みするらしいです。当然ゼミも代理を立てる。で、現れたのが今年の先生です。最初にzoomで顔合わせをしたとき、なんかその先生の様子がおかしいんですよ。「君たちは去年もこの授業とってたんだね」みたいなこと言ってきて。そう、この人そもそもゼミのシステムを理解してないんですよ。この時点で「は?」って感じなんですが、それから「このゼミは学生主体でやっていきたいと思います具体的にはこうこう」って提案してきて、いやいやシステム理解してないやつが勝手にカリキュラム変えるなやと思いつつ話し合いは紛糾。オンラインだったせいもあり台風のような一時間に。
こいつはやべえと思った学生たちで裏で打ち合わせて、とりあえずゼミ長など役職を決めました。誰か先生に対抗する立場の人間がいないと無理だと判断したため。次のゼミは対面でやり、授業方針を決めることに。
これだけならまだいいんですよ。でも学生サイドにも地雷があって、あるゼミ生(以下A)がほかの女子どもに嫌われてるんですよ。で、話し合いの場面でそのAがヘイト買うようなこと言うわ言うわ。
うちは文芸創作をするゼミで、夏には学生の作品を載せたゼミ誌を作ります。当然費用が発生するんですが、Aは「オンラインで作っちゃえば?」と提案しました。その提案自体は何も問題ないんですけど、ようはAの主張は「ゼミ誌制作には金がかかる。だから紙の形で欲しい人達だけで作って他はオンライン(電子書籍ではなくPDFのことらしい)でいいじゃん」。私は提案自体は悪くないと思います。現実的には全員紙媒体の方が都合は良いんですが、旧弊ならガンガン変えてけば良いとも思います(紙媒体は旧弊だとは思いませんが)。でも、二年生含め過去のやり方=紙媒体のゼミ誌を作る前提で参加したわけで、当然賛同者は少ないんです。ただでさえ嫌われてるのになんで自ら分断されにいくんだお前は。反骨精神は結構だけどゼミ内の不和を増やすな。嫌われてることは本人も認識してるはずなんだけどな……。
結局全員紙媒体で統一することになり今後の授業計画の話し合いへ。で、先生が曖昧なことしか言わないんですよ。「実際の小説作りのようなやり方をするべきだ」だの「全員が作家で編集である」だの。それを具体化して授業計画立てるのがあんたの仕事やろがい。
大学の授業にはシラバスがあって、教員がそれを作成の上文科省に提出するはずなんですよ。そこには授業のスケジュールや最終課題とかも含まれるわけで、それを一切考えてないのはもう教員の仕事をしてないのと同じなんです。「学生主体」と言えば聞こえはいいけどただの怠慢。
幸いゼミ長が頑張ってくれて毎回実践的(この言葉も曖昧ですが)なことをするという方針に。後期はゼミ誌の合評なので前期さえ乗り切ればこんなことはしなくていいのが救いか。
で、ここまでが授業開始当初の終わってる話。ここからは現在直面中の終わってる話です。
私はゼミ誌係をしていて、ゼミ誌の原稿を集め印刷所に依頼をして等々の仕事を担っています。もう一人のゼミ誌係はゼミ長と兼任でどっからそんなバイタリティが出てくるんやという感じですが、まあ何とかやってます。
で、どいつもこいつも締切を守らないんだこれが。もちろんこちとら織り込み済みなので、遅延を見越したスケジュールを組んでいます。が、それにしたって酷い。「遅れます○日までに出します」とか言っといてそれを破るやつ、書式を指定したのにガン無視する(しかも自覚してる)やつ等々。まあ全員Aというやつなんですが。そら嫌われるわ。別授業の出欠代わりの課題を毎回LINEで訊いてくる辺り人として終わっているのは気づいてましたがまさかここまでとは。この前ついに「俺も今日休んだから分からねえわ(大嘘)」と言いました。
で、この前先生がそれに苦言を呈したんですよ。それは当然なんですが何故かその矛先がゼミ誌係にも及ぶ。「お前らがもっとちゃんと管理せんかい(意訳)」ということなんですがまず授業計画の管理もおぼつかない人に言われる筋合いはないし、「お前作品出てないからゼミ誌に載せないから」とか簡単にできるわけがない。それはつまりゼミの単位をその人に与えないということであり、一介のゼミ誌係ができることではないんです。原稿出てないからこの学生は単位なし! なんてする権限はありません。
しかも提出された原稿を先生が読んだ後、学生と面談をすることが急遽(思いつきで)決まりました。これも普通のゼミなら毎年やってしかるべきなんですがうちはいかんせん先生が適当なので、去年はそんなこともしておらず。まず先生zoomよく分かってなかったしね。それだけなら良いんですが、このとき先生が結構注文をつけるんですね。話の大筋に関わるアドバイスが多くて、当然書き直す箇所も続出。つまりスケジュールに「面談を受けての校正期間」を組み込む必要が出てきたわけです。なんで思いつきでやるかなそういうこと。ということで今、絶賛校正期間中。しかも面談の日は学生によりけりなので、面談が遅いとその人の校正期間も短くなります。その中には件のAも含まれてて今から絶望的ですね。今回の締切破ったら問答無用で初稿の状態で出すので良いんですけど。
あとゼミ誌の表紙絵をゼミ生にお願いしてるんですけどなんかその子に嫌われてるっぽいです。俺なんかしたかな。スケジュールがグダってるのが原因なら返す言葉もございませんって感じですけど。でも嫌うのは良いけど事務連絡のときに既読無視するのはやめてほしいですね。公私混同するなよ子供かよと思いながらやり取りしてます。
とまあ、以上がゼミの状況です。先生が最初にしっかりシラバス組んでくれてたらこんな地獄見なくて済んだんですけどね。解雇されねーかな。