2021-07-06

ネット回線の解約導線がクソみたいになってるの、クソじゃね?

引っ越す。だから光回線契約を持ち越しか解約かすることになった。

いざ解約しようとすると、どうしていいのかわからん。散々ググって、必要ID最初に届いた用紙に書いてあるだけだと分かった。

プロバイダNTTともユーザーページもあるようだが、ログインするにはその紙のID必要プロバイダログインは手が込んでいて、ネットにつなぐIDパスワードではだめで、プロバイダ発行のメールアドレスパスワード必要らしい。

まり必要情報は徹底して紙に限定してる。デジタルな話のはずだが、メールを漁っても手掛かりはなく、ログイン情報の復旧はweb上ではできず。紙をなくしたら、コールセンター電話するしかない。明日電話するつもりだが、そこでも電話が繋がるまで15分くらいは待たされるだろう。そこからまた無意味不条理たらい回しされるんだろう。と被害妄想は膨らむばかりだ。

以下はすべて被害妄想だ。だから書き殴る。

解約しづらいスキームを組むのは、日本ビジネスマンの悪癖だよな。目先の利益を、ユーザー不利益と交換する。Amazonだのが「顧客満足最優先だ!」といって伸びてきた現代はまるで目に入らないかのように、どうしたら嫌がられようとも売上を作れるか。

「解約率を下げろ」というニンジンを与えたら、なんでもいいから下げる。「そうだ、解約ボタンを奥の方に置けばいい!」とクソみたいに閃く。ざっくりいってすべての商売は「なにがしか世の役割を担って金もらうよ」という成り立ちをしている。だがそんな本筋はどうでもよくなり、解約率を下げる手段に気付けばそいつエースだ。

後ろめたいような手段であるほど、「仕事真剣」「遊びじゃない」「大人世界は甘くない」といった、割り切り=カッコイイ図式の中で謎に正当化される。「あれ、世の役に立つというか、妨げてない?」みたいな現象は、見えていないし、そんなのは大人の外側の甘っちょろい話」となる。(便利さを全面に押し出し大成功を収めている、Amazon, Netfix, Tiktokなどの成功譚のお陰で、ジャパンを覆う謎の「オトナ・シゴト・カッコイ幻想」は滑稽この上ない形に仕上がった)

これは日本人の性質だ。

戦闘機に出撃させても戦果が上がらず、しかも帰還も望めないような状況があったとしよう。

それは既にどうしようもない状況なのだが、そこでマジメなやつが「そうだ閃いた!駄目で元々なのだから体当たりした方がマシだ!もとより悪くなることはない!これだ!」と考える。そして目を覆う地獄が展開する。

現場担当者部分的責任者仕事なんざ、その程度のことなんだよな。「そもそも無理な状況だな。講和だな」などといった考察は任されていない。

だが「駄目でした」と言えばいいところで、無駄一生懸命に、無茶苦茶ソリューションを閃きやがる。「これに掛けてみよう」なんて空気になる。それが精神的に抵抗感のある、一見コスパが悪く見える、自己犠牲的なモノであった場合、なにか免罪のような効果を持つ。むしろカッコイイ。「それができるやつ、さすが」なんて話で盛り上がる。涙する。そのとき誰も、戦果も全体的な勝利も見据えようとしていない。結果、「無理そうな情勢ですよ」というリアルな報告は上層まで届かず、地獄地獄のまま放置される。報告は「みんなこの上なく頑張っているのですが、、」などと言い添えたそうな口調だ。涙だ。戦局分析ではなく、涙だ。止めたくなるほど知る者は「それは自分仕事ではない。職掌を犯すなどあり得ない。自分の持ち場で全力を出せたか?俺は全力でやれたのか?」という点のみに腐心して努力のものだけを完遂しようとし、止めるべき者が止めるべきであることに気付く日はこない。クソだ。

とことん俯瞰して考えることができないんだろうな。んでよくわからん努力至上主義=頑張ってる感じな他はどうでもいい主義」が蔓延する。

これってさ、典型的な「マジメ馬鹿野郎」だよな。

日本人の下士官は優秀」というのには、強く異を唱えたいね。クソみたいな構造を一番に牽引してる存在だよ。

んで俺は明日回線を解約する電話をするんだな。憂鬱だ。

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