嘘じゃねーかよ!と思ったので書く。ちなみに私自身の話なのでN=1である。
新卒のときはベンチャーに入った。大企業にすべて落ちたのでそれ以外に選択肢がなかっただけなのだが。ベンチャーというか、今思えばベンチャーという名を借りただたの中小企業だったような気もする。
当時は2ちゃんねるやはてなでも「貴重な新卒カードは大企業に使うべし」という話が多かったと記憶している。その時必ず出てくる理由が「大企業からベンチャーには転職できるけど、その逆は滅多にできない」というやつ。これを鵜呑みにした上で「私はもう大企業なんていけないんだ、あーあ」と諦めていた。
その後何度か転職して、スタートアップや上場ベンチャーを経験したが、規模の大小はあれど基本的にベンチャーへの転職ばかりだった。
ただそうこうしていると、前職の仲間がいろんな企業に転職していたり、大きめのカンファレンスで発表したりしているうちに、業界内に知り合いが増えた。このおかげで、転職はほぼリファラルで事足りていた。
ところが最近はベンチャーだけでなく大企業からも結構スカウトが届くようになった。直近の転職をするときに、スカウトが来ていた大企業もとりあえず受けてみたのだが、なんと全て受かった。結果として、(それまではリファラルが多かったというのはあるけれど)転職の採用で落ちたことがない、という状況になっている。
受かった中でも、一番提示年収が高かった企業に今はいるのだが、間違いなく大企業だ。そして入ってみると、周りの社員もベンチャー畑の人もいれば中小出身の人も、出戻りの人もいるし、フリーランスだった人もいる。もちろん別の大企業から来ている人もいるが、決して新卒しかいないような状態ではなかった。もちろん中途採用をしているのだから、私以外にも中途がいるのは当たり前なのだが、N=1の話のわりには、周囲にも同じような境遇の人がいた。
わかったとことして、ある程度人の入れ替わりがあって、変化し続けようとしている企業は、大企業であっても中途採用をしている。そして、出身がどこだろうが基準を満たせば受かる。
「大企業からベンチャーには転職できるけど、その逆は滅多にできない」というのは、新卒至上主義で変化する気がない年功序列企業に、極限まで働かずに寄生しようとするのであれば、ベンチャーから転職するのは難しいというだけの話じゃないのか。
そもそもタイトルの言説にしたって、なにか根拠となるデータとかあった上で言われている話なのか?そうでないのであれば、一人の人間が新卒で大企業とベンチャーを両方経験することは不可能なわけで、自分の話や周りから聞こえてくる程度の話でしかないのではないか。
ワイも数十人の零細企業にいたけどビズリーチに登録したら就職人気ランキングTOP10の某大企業からスカウトきたやで。
職種による
N=1 ってどこで使われんの? マーケ・統計以外で 増田とアレな界隈でしか見ないんだけど?
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はぇ~すっごい