2021-06-12

接種75%の英国感染再拡大 ワクチン先進国を襲う“インド株”の脅威

これワクチン意味なくね?日本

強いロックダウン積極的ワクチン接種によって、コロナ感染を抑え込んできた英国。ところが、ロックダウン全面解除を目前に雲行きが怪しくなっている。流行の主流がインド株に置き換わり、第3波が始まりつつあるのだ。

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 1日の感染者数が6万人を超える感染爆発に見舞われた今年1月、英国人口の8割弱を占めるイングランド原則自宅待機の強いロックダウンに踏み切った。並行して、ワクチン接種を加速させ、4月には新規感染者を一気に2000人程度にまで減少させた。

 3月以降、徐々にロックダウンを緩和し、今月21日には全面解除する予定だった。

 ところが、ジョンソン首相は2日、全面解除について「慎重に対応する必要がある」とロックダウンの延長をにおわせた。インド株の蔓延で再拡大に見舞われているからだ。

 足元の感染者数は5000人を超える。政府専門家委員会のグプタ教授ケンブリッジ大)はラジオ番組で「すでに流行の第3波に入っており、新規感染の少なくとも75%がインド株だ」と語っている。

 深刻なのはワクチン接種が進んでいるのに、感染が拡大していることだ。

 英国は成人の75%が1回目の接種を終え、2回目も50%に達している。ワクチン接種が進み、ロックダウン継続中なのに、インド株の流行を許してしまったのだ。それほどインド株は感染力が強いということだ。

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