2021-06-09

手洗い洗車の基本を解説するよ

/* 2021-06-10 追記蛇足を書いたよ https://anond.hatelabo.jp/20210610200709 ) */

 

「洗車くらい自分でしたいけど、何から何までわからない」という人向け。

ちなみに私は洗車業界関係者ではなくただの一般人。そんな私が「だいたい失敗がない」と思う方法を書いていきます

これ読んで「めんどくさ!」と思った人は素直に洗車機に突っ込むかガソスタで手洗いを頼んでください。

とても大まかな流れ

  1. 水で流す
  2. カーシャンプーで洗う
  3. すすぐ
  4. 拭き上げる

人間がお風呂入るときと同じだね? 車だけの特別なことって実はそんなにないんだ。でも、人間のお風呂とは違うだいじなポイントがふたつあるよ。

だいじなポイント

乾かさな

ボディの上で水滴や洗剤が蒸発して乾くと、こびりついて落としにくい跡になってしまうよ。特にアカが厄介。なので洗車している間はなるべく車をウェットにたもっておく必要があるよ。

傷をつけない

ボディをよく見ると細か~い傷がたくさんついている。この傷は全部、洗車する時についた傷だよ。洗車すると汚れは落ちるけど傷は増えてしまうんだ。だから、なるべく傷をつけないように洗車する方法を語っていくよ。

洗車のTPO

Time

洗車には涼しい時間帯を選ぼう。涼しい曇りの日がベスト暑い作業しんどいというのもあるけど、とにかく乾かしたくないというのが一番。

Place

洗車する場所は、車の周りにある程度のスペースがあって、水道から水をとれるところ。まあわかるよねと。

あと、なるべく日陰を選ぼう。屋内や屋根があればベスト理由は上と同じ、洗車中は車を乾かしたくないから。

Occasion

汚れてきたなと思った時が洗車どき(ボーダーラインは人によって違うだろうけど)。その日の夜から雨が降ることがわかっていても、洗える時に洗ったほうがいいよ。

用意するもの

ホース

ふつうガーデニング用のリール式でよいよ。手元でON/OFFや水量調整ができる散水ノズルがついたもの(だいたいついてる)。ホースの長さは20mくらいあるとよい。

バケツ

 7L~20L(車の大きさなりで)。四角い箱型バケツは洗車用具を収納しておくのに便利だよ。2個あると便利だけど、まずは1個でいい。

スポンジ(安物)2個以上

 ○個で○○○円とかの安物。奮発して高いもの買ってはいけない理由は後述)。安物スポンジはたいてい売り場の目立たない場所に置かれているので、床に近いところを探すといいよ。

タオル2、3枚

家にあるふつうの使い古しタオルでいいけど、少し厚手でよく水を吸うものがよい(旅館手ぬぐいみたいなのは向かない)。洗車用品売り場で売ってるマイクロファイバータオルを買うなら60x30cmくらいのサイズがよい。バスタオルサイズのもあるけど、絞りにくいのでおすすめしない。

カーシャンプー

安物でよい。お店に行くとコーティング車用!とか○色の車用!とか色んな付加価値のついたカーシャンプーがたくさん売ってるけど、大した違いはない。その売場でいちばん安くて質素な容器のやつでよい。液剤が無色のやつよりは青とか緑とかの色がついてるやつのほうが量がわかりやすいよ。

ホイール洗浄

本来「洗車は上から」が鉄則なのだけれど、ホイールはとりわけ汚れている場所なのでまず先に済ませちゃいます

ホイールっていうのは車輪を横から見て内周の金属のところね。ゴムじゃないところ。黒いゴムのところはタイヤ

水洗い

まずシャワーを当ててざっくり汚れを落とす。シャワーはできるだけ水圧を上げよう!

ついでにタイヤハウスタイヤが収まっている空間)も流しておくとよい。タイヤとボディのすき間の奥にノズルを向けて、タイヤハウスの壁や天井、裏側の部品などをぐるりと水で洗い流す。水がかかっちゃいけない部品はないから景気よくやっていいよ。

シャンプー作り

バケツにカーシャンプーをドボドボッと入れ(底から1cmくらい)、強めのシャワーを浴びせかけてよく泡立たせながら、泡がバケツからあふれてくるま希釈する。希釈率とかは気にしないで目分量でいい。泡を落ち着かせてシャワーを繰り返すと、きめの細かい泡になるよ。

本洗い(シャンプー

スポンジに泡をたっぷり含ませてホイールを洗う。特別テクニックとかはなくて、目が届く&手が届く範囲の汚れを落とす。

ホイールはとても汚れているのである程度ごしごしやる必要があるけど、あんまりしゃかりきに洗わなくてもいい。簡単に落ちる汚れだけを落とすと割り切ろう。ホイールのしつこい汚れはどっちみちシャンプー+スポンジ程度では落ちないんだよね。

シャンプーの泡立ちがよくなかったら原液を足してね。

タイヤは、うーん、タイヤは好きずきかなー。シャワー当てて落ちる汚れだけ落ちてればまずは十分だと思う。

すすぎ

4本とも洗ったら水でよくすすいで終わり。拭かなくていい。濡れたままでOK(どうせこの後ボディを洗うときに水がかかりまくるから)。

ボディ洗浄

ボディの洗浄手順もホイールと同じだよ。ざっと水洗い、シャンプーで本洗い、すすぎ。最後に拭き上げという工程が加わります

水洗い

車全体にすみずみまで強いシャワーを当てて、砂埃などを流してしまおう。これらを残しておくとスポンジで洗う時に小キズの原因になるよ。

シャワーの水圧はできるだけ上げてね。遠くから広い範囲にサワサワかけるんじゃなくて、シャワーのノズルをできるだけ相手に近づけて、なんだろ、スプレー塗料で色を塗るような感じ? ゆっくりとノズルを移動させながら、ボディ表面の汚れを高水圧でていねいに吹き飛ばしていくようなイメージ

基本的にはルーフ屋根からだんだん下に降りてくる要領で流すんだけど、シャワーのノズルを上や横に向けないと水が届かない場所もあるよ。

シャンプー作り

ホイールに使ったシャンプーはめちゃくちゃ汚れているので捨てて、バケツをすすいでもう一度シャンプーを作る。作り方は上と同じだよ。

スポンジもホイール用とボディ用を必ず分けること! ホイールを洗ったスポンジは異物まみれだから、それでボディを洗うと傷だらけになるよ!

本洗い(シャンプー

シャンプーの泡をスポンジにたっぷり含ませて、ルーフから順に洗っていこう。

こまめにスポンジに泡をとって、ボディが潤沢な泡まみれ状態になるようにキープしてね。スポンジは力をこめてゴシゴシこすらずに、表面を滑らせるような力加減でよいよ。なでて落ちない汚れはこすっても落ちません。傷を増やすだけだよ。

洗っていく順番はおおむね上→下になっていればあとは好みでよいよ。車の形も様々だしね。

スポンジを走らせる方向は、水平往復がいいよ。「の」の字を描くようにぐるぐると洗うと気分的には洗ってる感が出るけど、ボディラインに沿ってスポンジを動かしたほうが実は効率的。それに、洗い傷がついても一方向なら目立たないんだ。あと、スポンジは何度もゆすいでください。ルーフを洗ったらゆすぐ。ボンネットを洗ったらゆすぐ。ドア一枚洗ったらゆすぐ。こうしてやることで、スポンジに噛み込んだ異物を落としたいからだよ。

異物について

ここまで何度も洗えば洗うほど傷がつくと言ってきた。これは、スポンジやタオルが異物(砂や鉄粉)を噛むからだよ。そんなもので洗車を続けると、異物をだいじなボディにこすりつけているのと同じだ。

これはもう宿命的なことで、まったく傷をつけずに洗車する方法なんてない。そして、一度ついてしまった傷は専門業者に研磨してしもらわないと根本的に消す方法はない(逆に言えば、金を積めば消せる)。なので、スポンジとタオルは事あるごとにこまめに真水でゆすいで異物を落としながら作業を進めるしかない。

しかし、ゆすいでもゆすいでも居座り続ける異物はいる。洗車を繰り返せばそうした異物は増えていく。これは高級ムートンだろうが安物スポンジだろうが同じだよ。つまり古いスポンジ=ヤバいスポンジなのだ。なので、安物のスポンジを短いスパンばんばん取り替えるのが最適解だと私は思っている。

お払い箱のスポンジはホイール洗い用に降格するとか、家で別な用途に使うとかしてちょんまげ

高いムートン買っちゃった人。残念だけどしまっといてください。やわらかくてフサフサで高級感もあるけど、あんなに毛が多くて毛足が長かったら「異物さんお入り下さ~い」って言ってるみたいなもんよ?

すすぎ

水で泡を洗い流す。隅々までね。

拭き上げ

洗車中はなるべくボディの水分を切らさないようにと言ってきたけれど、いよいよ水分を拭き取るよ。

タオルを2枚用意したほうが効率がいい。水拭き用と、乾拭き用。

水拭き用のタオルは一度濡らしてから固く絞り、こいつでどんどん水滴を拭き取っていこう。屋根から順に、ホイール最後タオルは拭き取った水分ですぐにジュクジュクになるので、こまめによく絞る。あと、こまめにゆすぐ(異物対策)。

水拭きしたらすかさず乾いたタオルで乾拭き。どのくらい「すかさず」かというと、両手にタオルを持って、左手で水拭きしたら右手で乾拭き、というくらいのタイム感。とにかく水道水に蒸発するスキを与えない。ここは手際の良さが勝負だよ。

終わりに

ホイールまで拭き上げたら洗車は終わりだ。洗って流して拭く、要約すればこれだけのことだけど、作業イメージがしやすいようにちょっと詳しく書いた。慣れない人だと小一時間はかかると思う。

仕上がった車を眺めてみると、まだあちこち汚れているところが見つかると思う。それは洗い残しかもしれないし、日常の洗車では本質的に洗い落とせない汚れなのかもしれない。それは次の洗車で確認してみてほしい。

記事への反応 -
  • 外で使う道具をいちいちピカピカに磨いてる奴はゲェジにしかみえない 生産性ゼロじゃん

    • 外で履く靴を綺麗にしたり、風と乱れてしまう髪の毛をセットしたり、汗で落ちる化粧したりすることをどう考えているのか と、馬鹿にマジレスしてみた

    • そういうことは自分のクルマ買ってから言おうね

    • 読めばわかるけどピカピカにする方法までは書いてないねこれ

    • 趣味に生産性を求め始めたら趣味をしないことが最適解になる

  • 雨の日に洗車機に通し、吹き上げなしでそのまま走らせて帰る。これが一番楽。 手間暇かけるのもたまにはいいけどね。

    • 走って飛ばしちゃうのが一番ラクだね、拭き上げに比べると 高速なんか乗っちゃうと一撃 うちの場合は家を出てすぐにいくつも信号につかまっちゃって飛ばずに自然乾燥になっちゃうか...

  • 最初にホットパンツ履くんじゃないのか・・・

  • ちょっとフッ素フライパンの洗い方とにている。 塗膜が進歩していて便利だけど、自然はその便利さを軽々と越えようとするので、人間は塗膜に対してポライトでなければならないとお...

  • 基本はこのとおりでいいと思う。 俺はガソリンスタンドの洗車の様子を見てた。 洗車機→拭き上げ まあそれだけなんだが。 大きい分厚いタオルを二人がかりで広げてとにかく大面積...

    • ガソスタの手洗い、じっと見ちゃうよね。俺もよく観察する。 一枚の大きなタオルを車の両側から二人で持って、息を合わせて後ろから前に歩いていってルーフを拭き上げていくのとか...

  • ゼロシュアラスターとかワックスとかあるじゃん あれやった方が水はけいいんだけど 気をつけないといけないのは撥水は白色車限定ってこと 濃色の車で撥水するとなんとか効果で塗装...

  • 経験からいえば一番大事なのはコーティングだと思う コーティングないと青空駐車ってのもあるけど次の雨で跡だらけになるからな

  • いつもクルマネタの増田は反応がほとんどないんだけど、今回はこちらの記事に珍しく(少しだけ)反応があって(少しだけ)うれしい。 ■手洗い洗車の基本を解説するよhttps://anond.hatel...

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