2021-06-04

ニュージーランドの消えた移民大臣クリス・ファーフォイがいつの間にか帰ってきていた

ブクマではNZ増田などと呼ばれているが、この増田匿名性という気楽さからぶっちゃけたことをかけるのであって、ほかに移る気は今のところない。試しにブログ作ってみたがなんか違ったのでやめた。noteってなんだ。たまにソースを出せとか言われるが出さないことだけは宣言しておく。信じるも信じないも好きにしてくれればいい。あと、どこかで同じことを書いているかもしれないが気にしない。

世の中には語尾はきっとこうなんだろうなという名前人物がいる。きっと語尾が「フォイ」であろう人を二人上げるならばドラコ・マルフォイと今回ネタにするクリス・ファーフォイだ。

さて、ニュージーランド移民国家であるため、移民大臣がいる。この国の大臣制度もよくわからないのだが、何かのトピックに対してリーダーシップをとる人を大臣と言っているように見える。当代の移民大臣クリス・ファーフォイという。前代のギャロウェイはどういうわけか更迭になった。これは女性スキャンダルではあったが、誰しもがよくあるオフィスラブだろうという程度の反応をした中でなぜか政府けが異常に神経質な反応を示したことによる。ただ、ギャロウェイがやろうとしていたビザ改革は当時レイバー連立政権を構築したニュージーランドファーストからしたらあまり面白いものではなかっただろうことだけは言える。

それと、今の移民制度ルールについてはニュージーランドファースト政党がよだれを垂らすほど大好きな状態になっていることも言っておく。

というのも、ニュージーランドファーストは、移民制度をがちがちに、そう、今のニュージーランド政権がやっているよりもさら過激に固め、移民搾取だけして使い捨て存在にすることを党の理念に掲げている。そのものずばりでものをいうことはないが、彼らの政策をすべて実現すれば自動的にそうなる。

そんな中ギャロウェイがやったことは、エンプロイヤーアシステッドワークビザ(EAWV)の廃止オープンワークビザへの移行だ。移行した直後に結局朝令暮改制度ができては消えしているうちにこのビザが復活したことは言うまでもないが、このEAWVは雇用主がサポートするからこそ発給されるビザであり、雇用される側の立場が著しく悪くなることでも有名だ。ギャロウェイは「このビザによって移民がたやす奴隷化してしまう」ということを問題にしていた。雇用主がサポートをやめた時点で帰国しなくてはならなくなるという異常なレベルアンバランスな力関係によってこの状況はもたらされる。

かつてはオーストラリアでもこのビザ問題視されており、たまに移民局が抜き打ちで検査に来るレベルだったし、労働者人権について啓蒙しなくてはならなかった。

オーストラリアでは暴力なども日常茶飯事になるレベル労働者権利が弱まるこのビザをなぜニュージーランドが保持し続けるのかはわからない。今のところこのビザ理由で深刻な事件に発展したという話は聞いたことはないが、オーストラリアの例を見るに「やられても我慢している」という移民はそれなりの数に上るのではないだろうか、だからこそ大臣自ら「容易に奴隷化されてしまう」といったのではないかと思う。

そんなニュージーランド移民制度における災厄として退任後にひどい評価を受けたギャロウェイだが、この後任のファーフォイはさらに輪をかけてひどい奴だったフォイ。

2018年ニュージーランドではひどく差別的な内部ルールができたおかげで現在に至るまでも数万人のビザ申請プロセスから放置された移民がいる。彼らはあきらめて帰国するか、毎年のようにワークビザを高い金を払って申請し続けなくてはならず、これらの家庭には経済的負担、将来の不安、また、ある程度の年齢の子どもがいる家庭では子供はいつまでも働くことができない(これは20歳を超えた子供たちにはビジタービザしか申請できないことによる)、学費が数万ドルもかかるた学校に行くこともできず家にいるしかない状況を作り出している。母国に置いてきた愛する我が子やパートナーに何年も会えない人も多く、政府の都合で膨大な数の家庭が分断されたままになっている。

そんな彼だが、最近病気で姿が消えた、と思ったらニュースに出ていた。病気でいなくなっていたはずの彼は顔が倍くらいに膨れ上がっていた。何か副作用の強い薬でも使っているのだろうか。悪いことは言わないからもう移民大臣はやめたほうがいいと思う。

さて、そんなファーフォイとスチュアートナッシュという二人の大臣が一緒にイミグレーションリセットという大改革を敢行しようとしている。これはニュージーランド人が働かない問題解決する銀の弾丸のようにジャシンダ首相が持ち上げている政策だが、実際にこれが何をするのかは誰にもわからない。ただ、一つ言えることは移民への締め付け強化は確実に起きるだろうということだ。

さて、このイミグレーションリセット、という言葉で嫌な汗をかく人はニュージーランドにそれなりに詳しいだろうと思う。というのも、実は10年ほど前にもイミグレーションリセットをやったことがある。これは、永住権申請があまりにも増えすぎたために、移民局が「いったん全部キャンセルするから、それでも永住権が欲しいなら再度申請してほしい」というものだった。

今のところそのようなことに言及はしていないが、このリセットという言葉は大改革という意味合いで使われているように思える。というのも、このリセットは「移民制度」に対してつけられているからだ。

さて、このリセットだが、一体何をしようとしているのか?それはファーフォイもナッシュもアーダーンも具体的なことを実は知らない。

これがニュージーランド政府の形なのだ移民大臣地方創生大臣がぶち上げて首相自らサポートしている10年に一度の大改革の内容を誰も知らない、または公に言える段階ですらないどこまでもあやふや政策公言してしまった。

日本人は「このニュージーランドのおおらかさ!最高!」とかいうが、普通ならたまったものではない。例えばだが日本政府が「10年に一度の税制改革!」とぶち上げたが、その後なにも音沙汰がなく、「適切な課税を目指す」の一点張りだが、どうやら何かするのは確実らしい、という状況だったら不安に思わないだろうか?

ニュージーランドのこの改革も「スキルの低い人はもういらない」というコンセプトだけが公開されており、この点についてはかなり激しく批判を受けている。なぜなら、スキルの低い人の定義がちっとも出てこないからだ。もっと言うならば、2018年秘密裏に導入した「業界関係なく平均年収の二倍を移民競争力基準にしている」というルールが猶更人々を不安にさせているのではいだろうか。

では、仮にこの収入規定を「スキルの低い人」の基準にして、ワークビザ発給の判断材料にしたときに最も影響を受けるのはどこだろうか?

ナッシュは、地方経済開発大臣林業大臣、小規模ビジネス大臣観光大臣であり、ファーフォイは法務大臣放送報道大臣移民大臣であり、ジャシンダは首相であり、国家安全情報大臣であり、児童貧困低減大臣(なんだこりゃ?)であり、芸術文化伝統副大臣だ。

まり良いことではないが、移民というのは、スキルのわりに安い人材であることは間違いがなく、彼らに特に依存しているのは中小企業や一次産業だ。そして、安い給料でコツコツと仕事をしてくれるのがまさに移民だ。ニュージーランド人にそんなおおらかさや根気はない。

たこのほかに農業漁業も影響を受けるだろう。ニュージーランド食料自給率250%という農作物過剰生産の国であり、世界中野菜を輸出している。日本八百屋でもニュージーランド産の野菜を見ることがあるが、ニュージーランド現地で売られているものよりも実は質がいいということに現地の人は気づいていないかもしれない。なんにしても農業従事者の収入が低いことも問題になっている。

まり、スチュアートナッシュはこの政策の最終的な内容によっては自らリーダーシップをとった政策によってハチの巣にされるということでもある。まさかそんなことを大臣らするはずがない、と思うかもしれないが、ファーフォイの例を見るに「あいつらはやるやつらだ」という認識だけは持っておいたほうがいいだろう。ファーフォイは移民政策をあまりにも放置しているために今ハチの巣にされている。

ちなみに、ニュージーランド国会はその独特な建築デザインからBee hiveハチの巣)と呼ばれている。ハチの巣になるのは建物だけでよく、政治家たちはきちんといい政治をしてもらいたいものだ。

いずれにしても、ニュージーランドファースト国会からいなくなった今になって、なぜかレイバー移民政策に対する姿勢ニュージーランドファーストに近づいてきていることは確実だ。弱みでも握られているのだろうかと思ってしまうほどに近い。

そういうわけでニュージーランドファースト国会からいなくなったらいつの間にかレイバーニュージーランドファーストになりつつある。ニュージーランドファースト中道といいつつ実態ドナルドトランプのようなポピュリズム政党だ。そして、首相のジャシンダ・アーダーンは国民人気取りがとにかくうまい。見ていると小泉元首相を思い出す。そういうわけなので、今の政権ポピュリズムに傾いていっても何ら驚くに値しないが、これが最終的に移民へのヘイトに到達しないことを祈るのみだ。

そういうわけでニュージーランドへの移住お勧めしない。

  • ワイはNZ増田のファンやで いつも情報ありがとうやで

  • 『ハチの巣になるのは建物だけでよく、政治家たちはきちんといい政治をしてもらいたいものだ。』 ハチは勤勉の象徴だから「ハチの巣になるのは建物だけでなく、政治家たちにもきち...

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