私はプロデュース101ジャパンという番組で、とある練習生を応援していた
分からない人にぼんやり説明すると、101人の中から視聴者の人気投票して11人がアイドルデビュー出来るって番組
でもずっと101人面倒見る訳には行かないから中間順位っつって下のやつを切ってくのね
推しは落ちた
この番組の出演条件は事務所などに所属しない人なので推しが完全な一般人に戻ったってことになる
あ、呆気ないな、と思った
意外と傷つかなかった
まあずっと下位だったから今回で落ちるだろうなとは思ってたけど
今やってんのは実はシーズン2で、去年?一昨年?くらいにシーズン1があった
引くほど引きずった
シーズン1の推しはその後よくわかんない事務所からよくわかんない団体としてデビューしたから一般人ではなくなった
じゃあ、今の推しは?
顔も特段かっこいいってわけじゃない(ディスとかじゃなくて、私は内面とダンススキルに惚れた)
こんなんじゃきっとどこにも拾われないんじゃないかなと思う
101のオタク界隈で推しが落ちた人間の事を「一般人のオタク」と言うことがある
私はまさにそれになってしまったわけだ
手元にあるのは「一般人」の名前が刻まれたネームプレートと、「一般人」の写真たち
あとほんの少しの後悔
もう少し頑張って布教なりなんなりしていれば生き残れたんじゃないかな、と思ってしまう
一般人になった君に思いを馳せてもいいだろうか
普通に電車に乗って街中を歩いて、コンビニでペットボトルとカップラーメンを買うような、そんな君に思いを馳せても許されるのだろうか