主演が男の子4人のホモソーシャルで女の子役にはそもそも活躍の機会そのものが与えられていない。内容も徹底して『冒険に憧れた少年時代』への懐かしさを煽る男性視点の映画。しかも全員が白人。
このような映画が持て囃されることで、『白いハリウッド』ひいては『男性中心のエンタメ業界』が拡大再生産されていくのだと思うと悲しくて涙が止まらなかった。
別に俳優の演技や演出や音楽に文句があるわけではない。レンタルビデオや配信で個人が自分の意思で見ることまで止めさせようとは思わない。
でも、人種差別や女性差別に対する視点を持ち合わせていないこのような映画を、地上波で放送するのは止めて欲しい。地上波のテレビというのは、『なんとなくテレビをつけて偶々やっていた番組を見る』人も相当な数がいると想定される公共性の高いものなのだから、地上波で放送する映画やドラマは、もっと女性や少数民族や性的マイノリティをエンパワーメントする作品にして欲しい。
スターウォーズエピソード8を流そう
フェミ構文としては70点