2021-05-30

5年間、プロデューサーだった。

※この記事には今のアイドルマスターシンデレラガールズ好きな人に対して不快表現が入っております。それでもいい場合のみスクロールをお願い致します。

 第10総選挙お疲れ様でした。はじめましてプロデューサーだった者です。この記事では自分アイドルマスターシンデレラガールズ(以下デレ)のプレイヤーをしていた5年間について書いていきます

 概要としては、好きなキャラを5年間追っていたが運営方針に耐えきれずゲームをやめたというものです。


1プロデューサーになった日

2ライター

3格差

4黒い感情

5侵略者

6躍進

7継続

8束の間の夢

9限界

10ライブ

11魔法が解けた日

12魔法が解けた後



1プロデューサーになった日

 Mobageアイドルマスターがあるという事は以前から知っていた。そこからデレの情報仕入れたのはアニメ版デレ(以下アニデレ)を視聴し興味を持ってからである。当時はデレ全体の勢いが凄く、二次創作キャラプロフ簡単に出てきた。そこから声がないキャラを知り、声がついているキャラを知り、興味のあるキャラCDを買い、担当という概念があることを知った。

 自分担当として決めたキャラは5人。当時は3人にはまだ声がついていなかった。その5人で今フリートレードで手に入れられる最高レアを揃えた。その中でもコスト18で揃えられたキャラが1人いて、それが5年間で1番に追い続けた、所謂担当として愛着形成したキャラである。同じ年にサプボ(総選挙の結果に関係なく運営が突然ボイスを与えること)を得たのは嬉しかったし、今後も頑張ろうと感じた。

 同年9月アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ(以下ステ)がリリースされた。そこで踊る担当を見ることが何より楽しかった。苦手な音ゲーもそこそこ出来るようになった。当時はまだ担当SSRがなかったが、この時が1番デレを楽しんでいたと記憶している。

2ライター

 ステ1周年を間近に控えている時に、担当5人のうち1人がイラスト関連で炎上した。当時は自分も憤慨したし、Mobage版(以下モバ)からユーザー程怒っていたのは記憶している。更にそのキャラの別のコミュでは明らかにモバでは言わない違和感のあることを言わされており、「牙、抜かれてね?」と感じるに至った。

 モバとステの乖離を見たくなかったのと、単純にプロデューサー(プレイヤー)抜きで話が進行するため、以降のコミュスキップする方向となった。

3格差

 ステでは月に数回イベントが開催され、そこでは毎回2枚ずつ報酬としてSRカードが用意されている。当時の自分は律儀にイベントに参加して(石欲しさもあり)報酬を1枚ずつ獲得していたが、ある疑念に気付いた。それは「あのキャラやこのキャラ、やたら報酬に選ばれているな?」

 そのキャラだけ報酬に選ばれた回数がやたら多い。同じサプボなのに。同じサプボなのになぜソロがある?この娘にはないのに。同じ総選挙圏外なのに。よく見たらこキャラも人気キャラって面してるのに総選挙全部圏外じゃないかCDも出てるのに。全圏内担当が恒常コピペ衣装でなぜ圏外のキャラプリンセス(当時のセンター必須スキル)そういうキャラに対して抱いたことのない感情を抱いていく。

4黒い感情

 黒い感情。なぜこいつが、同じ圏外なのにどこが違う?という嫉妬憎悪が目覚めていく。そいつらがいるか担当の枠が奪われる。その怒りはどこへ?そいつらの担当Pか。ならそいつらの晩飯を不味くしてやる。そういう訳で検索避けなしでそのキャラへの不満をツイートをし始めた。悪いのは運営なのに今思えば信者ではないまともなユーザーの気分を害する結果になって非常に愚かだったと感じる。

 当時の自分もそこに気付いたのかそのツイート本垢と分けた方がいいと感じた。そのため愚痴垢を作成した。愚痴垢が作られた時期を見ると、この人が愚痴勢に堕ちたきっかけを知ることが出来て楽しいですよ。

5侵略者

 タイトルから察せる人はその通りです。桐生つかさ以来の新アイドル7人追加。ただでさえ運営が扱い切れない程のキャラを抱えているのにそこに7人追加。貴重な出番の枠を奪い合うのは必然だった。

 モバの3人を見てスタートラインは同じかと楽観視してたらVelvetROSE(以下白黒)が新曲の告知をしていた。他の声無しPが死ぬ程欲しがっている声と曲を最初から持っている。自分の足で歩けシンデレラ、ただし自分達は運営が用意したリムジンで行くけどな!所謂リムジン組という言葉が生まれた。後に双子アイドルユニットが曲を持ってデビューしたが好意的評価、結局白黒と変わらんって評価そもそも白黒実装デレマスを見限った等様々な反応があった。

 自分はと言うと、白黒はcute属性(以下Cu)だったため同じ属性担当リソースを奪い合う時点で受け入れられなかった。それは白黒の時点でなくモバで1番最初実装された辻野あかりの時点で感じていた。逆に双子に関しては属性も違う上に楽曲も嫌いではなかったから概ね嫌な感情はなかった。正確には担当に声なしのCOOL属性(以下Co)がいるが声あり声なしの世界は既に断絶されているので元々住む世界が違うため気にならなかった…!

6 躍進

 新アイドル(以下新ドル)が実装された中で開催された総選挙。新ドルの成績はというと夢見りあむが声を獲得し久川凪が順位発表圏内、それ以外は圏外という運営的にはまずまずかなーと感じるかもしれないスタートダッシュとなった。

 そんな中自分担当がようやく初の圏内入賞。圏外サプボと煽られ続けたがようやく報われた。逆にcuあいつらは全員失敗作だと感じ心から喜びを感じた。

7 継続

 担当がようやく悲願の圏内入りを達成したが翌年すぐに圏外にすっ飛んだら再び元の立ち位置に戻り全て台無しになる。

 自分総選挙では無理のない課金、そしてTwitterではプロフィールから担当名前を消し担当Pであることを隠す事をして挑んだ。総選挙とはたくさんの浮動票を獲得できる者が強者であるため、担当Pの失言はその浮動票の量の減少に繋がるため、創作能力のない自分が取れる方法では1番冴えたものであると考える。

 この年ではボイスオーディション(以下ボイオデ)という声付けのための総選挙が並行して開催された。そのため、声ありと声なしとの票交換をしているシーンがあちこち観測されたが、自分も声なしで1人担当がいるため、票交換をせずに自分で獲得したもののみを投票箱に突っ込んだ。自分担当が声無しの中でどの立ち位置にいるのか気になるのも理由の1つである

 総選挙の結果は担当が引き続き圏内入り。SNSで悪目立ちせずに無言で票を突っ込む事こそが正義である

一方で声無しの担当の方は声を獲得するに至らなかった。それどころかボイス総選挙では3位のみの発表であるため声無し全体でどの位置いるかという当初の目的すら果たせなかったのである。中には限度額まで突っ込んでるプレイヤーもいるのに4位以下の情報は闇に消え去ったのである。何の成果も得られませんでした。

 一方で新ドルの方は夢見りあむ、久川凪が引き続き圏内の上に久川颯が初の圏内入りを果たした。白黒の方は引き続き圏外だったが客観的に見て新ドル一般人には受け入れられたのかなぁと感じた。新ドルきっかけでデレマスデレステを始めましたってのを観測した事はないけども。それでも当時の自分は2連続圏内入りすることで今の待遇改善されると信じていた…。

8 束の間の夢

 そんな中、シンデレラガールズ劇場で待望のソロ曲が実装された。他の同担Pもおそらくそれを目標として頑張ってきたと思われる。自分も同じだった。夢が叶った。3DMVは後日実装シンデレラマスター(以下CM)じゃないというものは目を瞑りこの時はひたすらに担当ソロリリースを祝福した。しかし…

9 限界

 次々としんげきを通して声付きのキャラソロ曲がリリースされていく。もちろん総選挙の結果の有無よりも全員に曲が行き渡る方が望ましく思う。

 しばらくして、冬のライブでのCMメンバー発表された。メンバーは黒埼ちとせ、久川凪、砂塚あきらの3名。新ドル統一。しんげきで実装されたソロ曲は過去にたくさんアニデレ等で声をつけたキャラに対しての在庫処分であることを突きつけられた瞬間である。黒埼ちとせ総選挙圏外だろうと関係ない。運営が好きな奴だけ可愛がるんだ。

 自分はもう限界だった。総選挙圏内になれば運営を見返す事ができて、待遇改善されると信じていた。現実総選挙圏内でも他のアニメサプボと大差ない扱いだった。属性が違う残りの新ドルに対しても憎悪を抱いた。

 頑張る意味がほしかった。あと1度供給があればそれでよかった。報酬にならなくていい。SSR4枚目が来なくてもいい。楽曲に参加できるだけで次回の総選挙を頑張れるんだ。担当の居場所を護るために運営についていくんだ。

 自分運営に銃をつきつけた。しかし変わり果てた姿とはいえ家族同然だったものを撃つための覚悟は足りず引き金を引く事はなかった…。

10 ライブ

 大きく話は変わるが、アイドルマスターには声優を集めてドーム等でライブを行う大きな行事がある。そこでは担当声優の生歌はもちろんのことゲームに関しても大きな発表の場であることが多い。

 それをメインコンテンツとして捉えているアイマスユーザーも多く上位キャラ担当Pはほとんどライブのための曲を獲得する為に総選挙に力を入れている。

 しかし、総選挙の結果が良くてもライブ声優が来るとは限らない。スケジュールというものは当然生身の人間である以上あるだろう。自分担当声優ライブに来ない声優の1人である。その時点で自分の中でのライブ価値は無に等しかった。担当ユニット曲で残りの2人に「〇〇ちゃんに届けー!」と言われてた事を現地民が教えてくれた時は虚無を感じた。

 ライブを同じキャラ担当P同士での集まりである認識している者や、所謂箱推しの者等はライブを楽しんでいるのかもしれない。自分は箱、所謂運営に対しての信頼は1年目の時点でないし、他の担当とも共有する気もなかったので、ライブを楽しめる事はなかった。DVDも買った事はあるがやはり担当が出ないライブは退屈で仕方なかった。

11魔法が解けた日

 新ドル統一CMが発表されたあと、自分はある決意をしていた。それは、次の総選挙までに何か担当供給公式でなければ2アプリアンインストールする、というものである

 嫌ならやめろ、それは運営信者常套句担当が好きだからここまで続けてきたがそろそろ限界がやってくる。先が見えない。ゴールはどこだ。運営の中で担当は凡百の存在しかないのか。それを自問自答し続けてデレステ毎日ログインをする。

 既に新ドルの一人に参加楽曲の数で並ばれていた。既に飢餓状態。このまま餓死するか運営からお恵みのパンの耳を食い繋いで来年もデレにしがみ付くか、その2択しかなかった。

 3月18日、第10シンデレラガールズ総選挙並びに第2回ボイスオーディションの開催告知がされた。

 

 変わり果てた居場所に向けて銃を撃った。その後ひとりのプロデューサー餓死した。

12魔法が解けた後

 もともと担当P同士のつながりもなかったため誰も自分引退に気付く事はなかった。総選挙が終わるまで定期的にアンインストールをしたスクショを眺めていた。定期的に自宅の焼跡を見に行く心理に近いのかな?しかゲームを再び入れ直す事はなかった。無料10連が開催されていて、しかもそこに担当5人のうちの1人が来ていてもゲームに戻ろうとする事はなかった。

 デレから解放された事でアプリを起動してログボを貰う分の時間有効に使う事ができて、白黒がどれだけゴリ押しされようともどうでもよくなり心が穏やかになった。総選挙のために無課金票をかき集めるための時間を作る必要もなく、空いた時間有意義なことに使うことができた。

 総選挙の結果が判明し、担当は3年連続圏内に入った。自分は一票たりとも入れていない。自分がいなくても担当はもう大丈夫担当はすげぇ奴だ。じゃあ自分も頑張ってこのゲームから決別しよう。

 というわけで本文を書いた。

さいごに

 プロデューサーと名乗るには運営任せ、センター適正のあるスキルステータス運営から与えられる事はなかった。自分達はゲーム内でプロデューサーという大層な肩書きを貰っていようと運営の前では口を開けて餌を待っている家畜にすぎない。そして餌を与えられなかった家畜は当然死んでいく。

 自分はもうアイドルマスターCygames製のゲーム特定推しを作る事はないでしょう。当然今ブームの馬もやりません。特定推しを作り、それが運営から愛されなかった時に抱く感情を2度と持ちたくはない。

担当の事は今でも好きだと思う。好きなまま終われてよかった。今後は天文学的確率でグッズやCDリリースされたらそれを買う事で支えていきたいと思います

 次は大陸ソシャゲに手を出してみよう。原神かアークナイツブルーアーカイブでお会いしましょう。

  • 結局ソシャゲに行くんかい!

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  • SSR3枚頂いてるだけ贅沢じゃねーか。 こっちなんてまだ1枚やぞ。 上位イベも来たことがない。 声はもう諦めてるからせめて描き下ろしが欲しいん

  • アケマスとそれ準拠のシステムのゲームやってない奴がプロデューサーを名乗るな お前は徹頭徹尾ただの客

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