2021-05-15

ジャニーズが分断を煽ってジャニヲタロックファンが揉めた話

ちょっと前の話なんだけど、ひょんなことから思い出しちゃったので書く。

文字数関係ジャニーズって書いたけどジャニーズソニーです。

発端はジャニーズ側だった。2020年ジャニーズ事務所からSixTones」というアイドルグループデビューした。(結成は2015年)

なんとこのSixTonesは「ストーンズ」と読む。

勘のいい人はお気づきだと思うが、ポピュラー音楽好きの人からすればストーンズといえば来年結成60周年になるイギリス出身ロックバンド「The RollingStones(ローリングストーンズ)」を指すのだ。

名前はよく知らなくてもローリングストーンズの代名詞ともいえるアイコニックなベロのロゴは見覚えある人も多いはず。

イギリス、いや世界もっとも有名な現役のロックバンドと言っても過言ではないだろう。

今までであれば「『ストーンズ』というミュージシャンと言えば?」という問いをすれば回答のおそらく100%に限りなく近い値としてローリングストーンズが挙げられていたと思われるが、

今の日本若者にとってはストーンズと言えばジャニーズアイドルであり、

結成からメジャーデビューを経てTwitterにて検索をかけるとロックバンドを覆い被さるようにジャニーズアイドルについてのツイートが大量に表示されるようになったのだ。

そうなるとファン同士の文句の言い合いが見られるようになる。

ストーンズと言えばローリングストーンズだろ、ジャニーズとか(笑)」と老害ムーブをかける昔のロックファンがみられる一方、

SixTonesに絡んでくるおじさんキモすぎ(笑)」なムーブかますジャニヲタたちとのちょっとした分断が見られるようになった。

この頃は欧米ポップスロックなどを日本に落とし込むをテーマにしているジャニーズローリングストーンズを知らないわけがないのだから

ちょっと避けた方がよかった気が、とは言えストーンってありふれた名前だし、とか、まあ決まっちゃったものしょうがないけどもうちょっと配慮できたんじゃない?くらいの認識でいた。




そんな状況で2021年1月ジャニーズ側が攻撃を起こす。

ストーンズメジャーファーストアルバムの発売が決まった。そのプロモーションリリース元のソニーミュージック公式使用したハッシュタグ

#ストーンズってそっちじゃない

だったのだ。

https://twitter.com/SonyMusic_JPN/status/1337215528092528642

そうなると、当たり前のようにローリングストーンズのファンは「ストーンズってこれでしょ?」とローリングストーンズの写真冗談で載せたり、さらには「ありえないだろ」とキレるファンも続出。

一方そういったツイートジャニーズファンは「ストーンズ(アイドル)のハッシュタグを汚さないで!」「アンチやめて」「アンチツイートしても宣伝になってるだけだから(笑)」のようなツイートで反応。

結果、公式側がこの分断を煽る形になってしまった。

プロモーション映像を見る限り「メンバーのふりをした石膏(ストーン)が話をしている=ストーンズってそっちじゃない」ということらしいのだけれど、

プロモ担当100%Twitterエゴサをしているため絶対にこの分断について把握をしている。

Twitterプロモーションはつぶやかれたもの勝ちだ。そのためにわざと相手を怒らせる釣りプロモーションをやっているようにしか思えなかった。

https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%9D%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%84?src=hashtag_click&f=live

上記の通り、自分あくま後出しストーンズ(というかメンバーではないジャニーズソニーなど関係者)なんだから多少の謙虚さは持ち合わせてろと思っていた立場だったので、

いくらなんでもこれはひどいと感じた。

当時、自分もそのような旨を(煽るような表現を使わずに)ハッシュタグをつけてツイートしたのだけれど、

すぐにジャニーズファンRTされ、上記のような文句を言われてしまった。

正直アニメジャンルで同じようなことが起きていたらちょっとした炎上が起きていたと思う。ちょっと前に呪術廻戦で「高専」を検索避けしろとか言われてたあれとかね。

「『幽玄なる白い世界』略して『幽白』なるアニメが大流行して、幽遊白書ファンがキレてるのに公式が『#幽白はそっちじゃない』を推奨」とかしだしたらブチキレるよね?

もちろん「幽白」と「ストーンズ」の言葉固有性は大きく異なるのだけど、ポップ音楽で「ストーンズ」といえば前述している通り絶対的に「ローリングストーンズ」なんだよね......。

(とはいえそれで文句言ってたら名付け文化みたいなものが萎縮してしまうので名前被ってる問題は見逃せるレベルだったのだけれど、ハッシュタグで煽るのはアウトだよね?という意見)

しかも、何よりSixTonesはもともと「シックストーンズ」と読んでいたグループだったらしい。

実は結成後に海外に同名の「The Six Tones」というバンド存在に気づいたために「SixTonesと書いてストーンズと読む」方式にしたと言うのだ。

https://twitter.com/paulmochiyan/status/1362765279965503492

The Six Tonesに関しては私も知らないのだけれど、日本人でThe Six Tonesを知っているのであれば全員がThe Rolling Stonesのことを知っていると断言できる。

音楽関係者がストーンズという大物バンド存在を気にしない訳がないだろう。なぜストーンズに関して配慮しなかったんだろうな.......(以下永遠に同じような文句が続く)

まあ正直しょうもないし、どちらのファンアニヲタたちが持っているような同人文化ルーツに持つSNS検索に対する共通認識ルールみたいなものがあまりない印象なので、ずっと続くんだろうな。

ちょっとした問題提議でした。

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