自分の親(特に母親)はもうどうしようもなく子の自分に対して過保護である。
どのぐらい過保護かといえば学生の頃、一日授業参観の日があれば他の親が1コマ2コマしか見ないところを朝一から終業まで参観して、
初めて彼女ができた日にはその詳細を聞くだけでなく、デートにこっそりついてきて
アルバイトの面接があればに本気で付いていこうとするぐらいには過保護だ。
人間関係から進路からお小遣いの使い方まで、絶えず口を挟まれることに嫌気が差してた自分は大学卒業後、すぐ家を出て連絡を絶った。
事務的な連絡だけして、無駄な連絡は全部無視している。定期的に連絡が来るが正直関わりたくはない。
少し応えようものならいつだって質問責めを受け、嫌味を言われる。
でも別に恩を感じていないというわけではない。
過保護なりに色々教育にはお金をかけてもらってた自覚はあるし、そのおかげで今の生活ができてると思ってる。
初任給だってなんかプレゼントを買ってあげようと思ったりもしてた。
親が死んだ類の話で、もっと親孝行をしておけばよかったという話を聞くたびに自分もしてあげたいと思っている。
でも、できない。
親と接点を増やそうとすると、どうしようもなく嫌悪感を感じてしまう。
きっとまた文句やら嫌味やら言われるんじゃないかと思ってしまう。
きっと親の中では自分はまだまだ未熟な子供で、たくさん支援してあげないといけないと思われているんだろう。
もしかしたら、自分の面倒を見ることが生きがいというか、それに依存しているのかもしれない。
そりゃ理想の息子には程遠いのかもしれないが、もうそれなりに自立していると思ってくれても良いんじゃないだろうか。
もう安心して、自分のことを放っておいてくれても良いんじゃないだろうか。
もう少し、肯定してくれても良いんじゃないだろうか。
思ってるのとは違うかもしれなけど、今なら誕生日にもっと良いものプレゼントできると思うんだけどな。
こうやって皆、親孝行できないことを後悔していくのだろうか。
そうなんだよなぁ 中学生の時みたいな親への気恥ずかしさと軽い嫌悪感がアラサー近くなっても抜けない 別に親との関係が悪いわけでもないしなんなだろうね