もはや近代オリンピックは新興宗教に近いんじゃないのかしらん.
こんな発想に至ったのは,この記事を読んだのがきっかけである.
要約すると
「東京オリンピックへの参加により発生した損失の補償をIOCに求める権利を放棄するよう,IOCがオリンピック関係者に署名を求めている」
ということらしい.
このニュースサイトがどれほど信頼に値するものかは知らないし,裏も取っていない.
でもこれまでのIOCの態度を見ると,あ~やりそうだよねと思ってしまう.
そしてふと,もはや近代オリンピックは新興宗教に近いんじゃないのかしらん,と思ったわけだ.
始めは誰もその団体が「ヤバイやつ」だなんて気づかない.時期になれば団らんの間ではオリンピックの映像が流れる.オウム真理教だってはじめはテレビに出ていた.
IOCは平和を掲げてオリンピック開催を目指す,その莫大な開催費用は開催地の負担になる.でも開催地の「信者」たちはそれでも必死に「うちで開いてください」って.神聖化された「特別なオリンピック」のために選手たちは無茶な署名を飲み込むかもしれない.こんなIOCのことしか考えられていないような内容でも.
祀り上げられた「信仰」のために信者はお金を払い,内容のヤバさを飲み込んで,あるいはそもそも気づかないままに宗教幹部の教えにしたがう.これとおんなじ構造なんじゃないの,今のオリンピックって.
別に宗教に詳しいわけでもないので,直感的に思っただけなんだけど,
今までは収賄とか色々あったけれど,結局なんやかんやオリンピックは「4年に1度の特別な祭典」としての位置を保ってきてた.
だけどコロナウイルスの蔓延による異常事態の中で,徐々に「信仰」から遠い人間ほど現実が見えてきてる.
「大変なこと」になる前にどうにかなるんだろうか.