2021-05-05

自粛がもたらす「機能性ディスペプシア」という病気

半年以上在宅勤務で土日もあまり外出しない自粛生活を送ってたら、二ヶ月前から突然胃が痛み出した。

仕事で強いストレスがかかってるわけでもなく、食事面でも心当たりがない。

医者にも何回かかかってみたが、胃に炎症は見られない。ましてや胃潰瘍でも胃癌でもない。

しかし胃の痛みは治らない。仕事にならないレベルで痛む。

そこで、医者から出てきた診断が「機能性ディスペプシア」という聞きなれない病名だった。

胃にこれと言った所見がないにも関わらず胃痛が続くとこの病名がつけられる。一昔前は神経性胃炎とも呼ばれていたが、仕事人間関係でのストレスが弱くてもなることがある。

その場合、原因は一択

外出しないことによる、体の気分転換不足。つまり、「自粛」が原因で機能性ディスペプシアが起きたのだ。

治療法も単純。外出回数や距離時間を増やすこと。つまり自粛解除だ。

さすがに飲み屋に行ったり(胃が痛むのでそもそも飲めないが)遠距離旅行するのは避けたが、数時間の近距離外出を毎日するようになったら2週間足らずで胃の痛みはなくなった。

実際、消化器系クリニックのHPでも自粛ストレスになり機能性ディスペプシアを引き起こすことがあると紹介されている。

https://hira-cli.com/blog/%E8%83%83%E3%81%AE%E4%B8%8D%E5%BF%AB%E6%84%9F%E3%81%AF%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93%E3%81%8B%EF%BC%9F/

機能性ディスペプシアを食らうまでは自粛しない連中を「我慢が出来ない連中」だとバカにしていたが、自粛で体を壊してみてその考え方がバカだったと痛感した。自分の身を守るために自粛して体壊したら何ともならないのだ。

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