健常者個人にとって障害者を助けるインセンティブって結局は『保険』でしょ。
自分や自分にとって大切な人、あるいは将来生まれてくる自分の子供なんかが事故や病気で障害を負った時、今度は自分が助けてもらえるようにするための保険。
『障害者を助けることが当たり前の社会』を作ることは、自分が障害者になった際の助けに繋がる。
だから逆に言えば、自分の人生に対して守り通さなきゃいけないと思える程の価値を感じていない人や、大切な人間がいない人、自分に子供ができる未来を想像できない人にとっては、障害者福祉のインセンティブは低くなる。
あとは単純に余裕のない人にとっても。
どんなに保証充実でも明日の食費や家賃にすら困っている人は生命保険には入らない。
それと同じ。
だから俺は自分が将来、不具になったりする可能性に備えて余裕がある時は福祉に協力するようにしたいも思っているし、逆に余裕がない時は躊躇いなく無視して良いと思っている。
国家や社会は弱者の救済を義務とすることにはなっているけど、個人に具体的な義務はないんだから、なんて言うかそのくらいが適切な距離感じゃない?
皆が割とそう思ってると思うぞ