チ。という、地動説を扱った漫画があって、確かこのマンガがすごいでも2位を取ってた、面白い漫画なのだが。
天文に明るいインテリ増田もそういうのよくわからん普通の増田も楽しめるようになっていて、その3巻を読んだ勢いで日記を書いているのだが。
人間の命なんてものは世界の真理の前にはちっぽけなもので、それでも挑む手段として、意思のバトンを託していく。
このはてなの毎日読んでいるはてなブックマークも、最初にエンジニアが2005年に作ったものを、2009年に書き直して、2015年くらいにまた書き直して、そうやって別の人の手で書き直されて受け継がれて残っているもので、
そういう大きな流れに寄与できるというのは、とても素晴らしいことだと思う。
地動説のような崇高そうなものでなくとも、家族を作るとか、後進を育成するとか、その手の活動に敬意を感じるのは、人間のプリミティブな感覚なのではなかろうか。
なぜ人を殺してはいけないのかくらいプリミティブな感覚の話だと思うが、三大欲求やマズローのようなわかりやすいフレーミングがなされていないため、世の中的にそこまでコンセンサスはない気がするけれど。
個人の内面を尊重する流れで家族内や学校・会社内での文化の継承は軽視されがちだけれど、そこにカウンターとしてこういう作品にスポットライトが当たるのは、いいことだ。