要はよく言う「年度末だから予算使い切らなきゃ! 次年度予算が少なくなる!」が公会計は強烈なんや。各部署がそれなので「システム開発が必要で期間が2年かかります。耐用年数は5年でその利用を見込んでるので、支払のため再来年度は予算を増額で~」というと民間企業なら「実質5年分だね」として分割して費用を計上するので払う現金があれば通る(複式簿記。発生主義。減価償却)が、公会計だと「再来年に計上だね」(単式簿記。現金主義)となり、利用部署のその年度の予算増額が必要になる。ただ歳入は基本的に限られてる(税金)し、赤字にできない(いわゆる赤字国債は発行する際の条件があって、システム開発は含まれない)各部署の予算使い切りもあるので通りづらいんや。トップダウン(知事なり内閣)があればまた変わるけどな。