2021-03-05

anond:20210304235151

発達障害依存症

アルコールや薬物、ギャンブルゲーム、買い物、スマホ、性などへの依存は、ベース発達障害があることが多いことが分かっています

当院で調査したところ、薬物依存症の約半数、アルコール依存症およびギャンブル依存症の約3分の1に発達障害が認められました。

発達障害の中でもADHDの特性が目立つ人は脳の構造上の特徴として、脳内報酬系の活性が低い(ドーパミンが少ない)傾向があることが指摘されています脳内報酬系は、専門的にはA10神経と呼ばれるドーパミンが関与する神経系です。

人は、脳内報酬系が刺激される(ドーパミンが増加する)ことで、やる気や快感が生じ、集中力を持続することが可能となります。したがって、脳内報酬系の活性が低い傾向があるADHDの人は、刺激が少ないと、やる気や快感を感じることがなかなか出来ず、また、不注意から様々なミスを繰り返すことになります

そのため、ADHDの人は無意識のうちに、行動し続けること(すなわち多動)や、何かに依存することで脳内報酬系の活性を高めようとしていると思われます。その何かが人によってはアルコールや薬物、ギャンブルゲーム、買い物などであり、それらを続けるうちにやめようと思ってもやめられない依存症という状態に陥ってしまうと考えられます

発達障害依存症場合治療について

ADHD依存症合併しているケースでは、依存症治療と並行してADHD治療も行う必要があります

しかし、ADHD治療薬の一つであるメチルフェニデート脳内報酬系を直接刺激するため、有効な反面、依存性があり、服用に際して十分な注意が必要です。

その点、院長は元々薬物依存症を専門としているため、ADHD薬物療法に際しても細心の注意を払って、処方の調整を行いますのでどうぞご安心下さい。

薬物療法以外には、認知行動療法アプローチ有効です。その場合には、WAIS-Ⅳの結果に基づいて助言をすることになります。WAIS-Ⅳは、一昨年9月に発刊された最新バージョンの知能テストで、発達障害の診断には、WAIS-Ⅲより適しています。知能テストは通常、臨床心理士実施することが多いのですが、IQや群指数の報告だけ医師が見ても分からない部分が実は多いのです。当院では院長自身が行いますので(数回に分けて実施します)、かなり細かいところまで把握することが可能であり、より的確なアドバイスができます

記事への反応 -
  • 再投稿の件を眺めてて思ったんだけど、 明確にルールで禁止されていないことに目くじら立てて粘着する人って大人の発達障害の疑いがあるんじゃないか? 大量連投ならともかく健常者...

    • 揶揄ってるだけだが?

      • 職務でもないのに何時間も張り付いて粘着していたらそれはもう相手と同レベルかそれ以上の異常さを持っているってことだよ

        • 内実を話すと 酒飲みながら増田をやっていて五月雨式にレスを重ね その中で1日の夕方に3回も同じ投稿する殊勝な若者を見つけ そうかそんな力作なら拡散してやろうという 酔っ払いの...

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          • アルコールが言い訳になると思い込んでいる世代なのかな。

            • だから 粘着じゃ ねぇって 若者の夢を後押し しただけだよって🤪

              • 本当はくだらねぇから丹念にネタ潰ししたくせに・・・

              • その話は知らんけど アルコールがなにかの言い訳になると思っているところに年齢を感じるわ。

    • 公共の空間をなぜか自分のテリトリーと錯覚してる人がいる そういった人物が自分ルールを周囲に押し付けがち いわゆる自治厨になる

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