自ジャンルはアニメ化してから何年も経っていてもうほぼ供給がない。アニメ放送時のピークからどんどん人が減っていて、3年ぐらい経った頃から大手や中堅が供給がなくて冷めてきてるような状態だった。
神もその頃には飽きてきている雰囲気や公式に対する不信感をただよわせていた。
自分は出不精でそこまで同人にもはまっていなかったけれど、神の速筆なところと人柄が熱狂的に好きで、神がいるから初めてイベントに行った。
イベントで神の本を机にある分だけ全部買った。神の既刊が全部あったわけじゃないけど、神はイベントがあると新刊を必ず作って参加してたので、結構な量があり、全部で2万円になった。初めて神に会えて本当に嬉しかった。
神は絵柄に癖があるけどピーク時には1日3、4枚も絵を描き、ほぼ毎日投稿してくれるような速筆だった。
それなりにうまかった絵がどんどん上手くなっていって今はもう多分プロだ。(漫画家のアシと漫画系の大学の助手をやっているらしい)
神は表の垢と裏垢をしっかり分けるタイプで、表では聖人君子のような人柄だった。
裏垢は成人式や家族などのプライベートな写真や表で言わないような愚痴、ツイッター上の話題に対するツッコミなどをしていた。
表の神の女神のような雰囲気が好きだったので裏垢の神が嫌いだった。
新しいジャンルにハマってからは宗教か?というぐらい大袈裟にキャラやアニメにハマって周りにも布教しているのも嫌いだった。
漫画やアニメの批評を裏垢でよくしていて気に入らない作品は仲間内で共有してこき下ろしてるところも嫌いだった。
自ジャンルを手がけた監督が担当した他のアニメが気に入らなかったらしく、Twitterでキレているのを見た時は本当にうんざりした。自分の思い込みと価値観に自信があるらしい。
東京住みを鼻にかけてるところや、都内で遭遇したかっぺをでこき下ろしてるところや、自分はそこらへんのキモくてコミュ障なオタクとは違うといっているところが嫌いだった。
同じジャンルだった頃は許容できていた神の性格が、他ジャンルに行ったことをきっかけに一気に無理になった。
嫌なものほどつい見たくなるようで今でもたまに神のツイッターをのぞきにいく。
自分は好きになればなるほど嫌いになったときの反動が大きいようで神のことがほんとに大嫌いになってしまった。
神を見に行くと疲れるのでやめたいけどやめられない。