まず先に言っておくと、私は腐女子である。日夜pixivとTwitterで推しCPを漁り本誌を読んではふせったーに心の叫びを投稿している。スマホ一つあればいくらでも推しCPが摂取できるなんていい時代になったものだ……。
ところで話は変わるが、最近Twitterで、反応をもらえないと嘆く絵師の漫画をよく見かけるようになった。「頑張って絵を描いても反応がもらえない。もう描くのをやめたい」と嘆き、最後のコマでは「筆を折ってからじゃ遅いです! 皆も、好きな作家さんには積極的に『好き』を伝えよう! 感想もらって嫌な作家はいないです!」という呼びかけを作者のアバター(アバターといっていいのかわからないが)がするというものだ。多分、Twitterユーザーなら見たことある人多いと思う。
それで、こういう漫画を見たとき毎回思うことがある。本当に、こんなこと思いたくないけど思ってしまうし、匿名だから言わせてもらう。「反応してくれないのはどっちだよ」と。
ちょっと昔話をさせてもらう。昔の私は、素敵な作品を見つけると勇気を振り絞ってリプを送っていた。当時から「神絵師さんに私なんかがリプしたら迷惑かもしれない」と怯えていた。だから、感想を送るのは厳選した作品(こういう言い方もよくないけど)だけ。選考基準は、作者さんが「感想もらえるとうれしいです」とどこかに明記しているかこと。
では、私が送ったリプはどういう反応をされたのかというと、三パターンに分かれる。一番多いのはふぁぼ、三番目に多いのは「ありがどうございます!」と返信が来る。前者はめちゃくちゃうれしいし、後者は我が目を疑う。では、二番目は何かというと、無視。
別に、見返りを求めて感想を送ったわけじゃない。あなたの作品が大好きですと伝えたくて感想を送った。けど、私も人間なので、ふぁぼや返信をくれる絵師さんが多いなか無視というのはなかなか心に来る。気づいてないのかな? と思って気長に待っていると、相互フォローの神絵師にだけ「〇〇さん~! そう言ってもらえてうれしいです!」と返信していることに気づく。えっ私もその作品にリプしたんだけど……。
別に何か気の利いた返信が欲しかったわけじゃない。あなたの作品が大好きですと伝えたかっただけ。けどやっぱり、相互フォロー神絵師には返信して一方通行フォローの絵師でもなんでもない私には無反応というのを実際に見てしまうと、「やっぱり絵を描かない私なんかが感想送ったら迷惑だったんだ」と思う。
それ以来、絵に限らず、作者さんに感想を送るということを全くしていない。RT先でたまに「すき」とつぶやくくらい。
冒頭で「反応くれないのはどっちだよ」と言った。もちろん、反応をくれなかった神絵師とは全くの別人なので、風評被害もいいところである。きっとこの人は、感想をリプしたら喜んでくれるかもしれない。それでも私は、今日も無反応でいる。
個人の話を全体の話にして味を薄めても核心からそれて解決に至らないって何度言えばわかるんだよ!