2021-02-03

地方で「秀才」と呼ばれた母親が、現代日本の子育てに絶望した理由

子どもの手がある程度離れてから気づいた衝撃的な事実がある。

それは「社会は容易に親に子離れをさせてはくれない」ということだ。「子どもの“成功”は親次第」というプレッシャーハンパない

国内最高峰と言われる大学複数の子どもを入学させた母親育児法(学習時間を捻出するために母親ドライヤーで髪を乾かしてあげると文字で読んだときには仰天した)はメディアでもてはやされるし、天才児の親、成功者の親は幼児期教育法を紹介する。「スマートチャイルド」を育てようと、意識の高い親の多くは必死だ。

受験に特化した塾はますます専門性を高め、合格するために正解に最短距離でたどりつくための効率よい学びを提供する。そして、効率の良い学習法に巡り合えた優秀な子どもたちは、「子ども能力を伸ばす」と評判の人気校に集まっていく。

子ども勉強をし続ける根気があるかどうか親が自信を持てない場合には、経済力によって下駄をはかせる方法もある。私の知人では教育理念にほれ込んだ小学校子ども2人を受験させるために「高級車1台分」の塾費用を払った人、のびのびとした雰囲気学校に通わせるために3人の子もの教育に年間800万円かけていると噂されている人もいる。

子ども人生選択肢を増やすためには、経済力情報収集能力育児リソース実家バックアップ体制など)がモノをいう。

ちなみにこのような傾向は、日本だけに限らない。

「“良い”教育経済力」の構図は、多くの国で顕著になっている。

仮に自分成育歴が育児に影響するのなら、男も女も農作業にいそしむ貧しいムラで適度に放っておかれ、勝手にやりたい勉強を見つけ、先生がすすめてくれた奨学金によって今よりずっと学費の安かった国立大学になんとか進学できた自分は、子どもを放っておく以外の方法を知らない。子どもご飯を与えて抱っこをして体を使って思い切り遊ばせ、今日を無事に終えるための「ケア」はできるが「現代教育の正解」を提供することができない。

学校先生は昔のように「君の偏差値なら、このくらいの学校受験しよう」とはアドバイスしてくれないから、親が主体的学習塾を選び、進路選びをサポートしなければならない。

良い大学に入り、良い会社に入れば、一生安泰だと考えられていた頃には、学歴競争過熱していた時代もある。多くの父親が「企業戦士」に徹する陰で、「教育ママ」が奮闘していた家庭もあっただろう。

一方、現代の「良い教育」とは、子ども自分らしい人生を歩み、人生選択肢を増やすための「生存戦略」という一面がより色濃くなっているようだ。そして、その戦略には金もエネルギーもいる。親と子が一体化して、教育のための情報収集をして、親が子ども鼓舞し、叱咤激励し、共に進路を選んでいく必要性がある。

結果、平等と仲良しが建て前の教室の中で、子どもたちは、見えない競争に常にさらされている。

勉強しろ、と言ったことはない」

「とにかく自主性を大切にしました」

中学受験は、子どもがやりたいと言ったから」

教育メディアで、成功体験とともに頻出する親の言葉だが、はっきりいって、そんなケースはほとんどない。

教育基本法では「教育の機会均等」の条項に「すべての児童生徒に同一の教育を与えることを意味するものではなく、個人差に応じる教育を施すものである」という補足がある。この「個人差」が「経済力の差」「親の意識の差」となっている現実がある。

  • そこまでして子供に教育だの成功体験だのを注ぎ込もうとする人の心理がよくわからないんだよな。 自分の伸び代を考えられなくなったから子供で代替してるんだろうか?

    • 子供の教育なんて親の自己満足でしょ 子供が幸せかどうかじゃなくて、自分が母親として責められないかどうかのほうが重要なんだよ

    • 金持ちほど自然とそうなる。 教育は贈与税がかからんから何か残すなら教育が一番ということになりやすいのだ。

      • 教育費は税率0%の相続だよね。 弾圧・略奪されることを繰り返されてきたユダヤ人の戦略みたい。 彼らは金融資産を根こそぎ奪われたり殺されそうになって着の身着のまま亡命したりす...

      • 金持ちがそうするのは分かるとしても、金持ちとまでは言えない層も他の全てを投げ打って教育に全ツッパするのが当たり前みたいになってたりするじゃん。一部の界隈では。そのモチ...

  • 男も女も農作業にいそしむ貧しいムラで適度に放っておかれ、勝手にやりたい勉強を見つけ、先生がすすめてくれた奨学金によって今よりずっと学費の安かった国立大学になんとか進学...

    • 私の地元も本当に酷かった 地元の公立は虐めどころか先生を集団リンチしてたくらい 内部の先生もレベル低くめちゃくちゃで評判の先生も怒りとストレスで退職 なんかみんな心に傷か...

      • そう、私立って避難先なんだよね。 グローバルエリートを目指している選民思想持ちの強欲な人間とかじゃなく、壊されないために行くところ。 そして壊されないために最低限必要な私...

        • 違う違う、多様性が嫌いなだけでしょ。

          • 公立に多様性があると思ってんの? 均質化された環境には均質化された人間しかいねーよ。

          • 「多様性」になんて誰も興味ないよ。 アップルのCEOはゲイだとか、オバマ大統領が黒人だとか、マイノリティ属性を持った「優秀・有益な人であること」が大事。 強度行動障害があり家...

            • アメリカで本当に多様性が市民権を得ているなら、どうしてゲイの人が身の危険を感じないといけなくて、自分がゲイで無い事を示さんが為に男の服装にすごく制約が多いなんて事が発...

        • 犯罪性向の高いマイノリティの人権が、善良なマジョリティの人権よりも重視されているんだよな

      • 補足しとくと公立すべてがダメなわけじゃない 大学に行って高級住宅地地域の公立に行った同級生は明らかに私立の私より良い教育受けてた 公立ガチャに外れた時に私立という選択肢が...

        • つまり住所に課金するか私立学校の学費に課金するかのどちらかってことだね。

          • 住所に課金した方が安くあがるよ

          • 地方はそうなるが、東京は両方に課金しないといけないor公立が優秀な地域の土地が高すぎて手が届かないけど、公立がダメな地域の土地も十分高いから無理ゲーになってる

            • 住所に課金して山形に引っ越せばいいやん おまえは東京で臭いアパートに住んで、山形の家族に仕送りしとけ そもそも父親のくせに家族と一緒に住もうというのが間違い

  • 日本のというが中国韓国はそれ以上だぞ さっさとスウェーデンに移住しろ

  • その辺は教育ではなくて、社会の変化の問題なので、どうにもならないね。   例えば「経済力があればよい教育を受けられる」なーんてことは有史以来一回も変化したことがないよね実...

  • 母親だって本当は自分自身のためにお金と時間をたっぷり使って仕事趣味美容と色んな自己実現をしたいんだけどそれすると身勝手な酷い母親として世間から非難される、もしくはそも...

  • よく分かんないけど増田なんで子供産んだの? ひょっとしてバカなの?

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