2021-02-01

身分差別によって危うく人前で漏らしそうになった

週末の話だが、外出中急に糞意が襲ってきた。

慌ててトイレを探したものの、2つ続けてGENTLEMANと書かれたトイレだった。

GENTLEMANで無い私は入ることを許されなかった。

私は卑しい人間だ。

海沿いの田舎で生まれ育った。学も無い。

高校卒業上京し、平均年収にも及ばないが何とか人生を歩んでいる。

そんな私でも人として最低限の尊厳は持って生きてきたつもりだ。

人間らしい生活というもの人一倍憧れがあった。

しかし私は目の前にあるトイレを諦めざるを得なかった。

仮に漏らすような事があれば、やっぱりあいつは卑しい人間だ、と笑われるだろう。

それでも差別に屈するしかなかった。

嘘偽りの心を持ち、GENTLEMANであると周りを欺くほうがよっぽど卑しいと思ったからだ。

どんなに厳しい状況でも決して心まで卑しくなってはならない。

そう強く心に誓って、次のトイレを探しに私は歩き始めた。

するとやがて、身分性別に囚われず誰もが自由に利用可能トイレに辿り着く事ができた。間一髪だった。

あと少し遅れていたら、恐らく下着から大便が漏れしまっていただろう。辿った道は汚すぎる軌跡となる。

トイレが人を選ぶ時代から、今度は人がトイレを選ぶ時代へ。そんな日が生きている間に訪れることはあるだろうか。

  • うんこが漏れそうなとき人前で野糞することもためらわない 当然さ、英国紳士としてはね

  • 滝のおトイレは無かったのか?

記事への反応(ブックマークコメント)

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