2021-01-27

青春コンプレックス

 24歳男。大学院卒見込。修論執筆中、ふと思う。

 一番自由時間を使えるであろう学生生活で、自分は何も成す事が出来なかった。友達は出来なかった。誰かと話して、自分を知られるのが怖かった。彼女も勿論出来なかった。良い歳して惨めな童貞だ。かといって、勉学やサークルアルバイトに熱中していたわけでも無い。趣味も無い。ただ、学校から出されるレポートや最低限の研究活動以外は、SNSを眺めるか寝ていただけ。

 若く貴重な時期を無駄に食い潰しただけ。得たものいえば、近視乱視虫歯と皺と白髪と鬱と怠惰くらい。唯一の救いは、何とか大手企業に滑り込めた事だろうか。コロナのお陰で、会社を乱れ打ちで受ける事が出来、かつリモート面接ばかりだった事が功を奏した。100社近く落ちたけど。「たくさん金が貰えるなら・・・」と適当に選んで、志望動機ネットから適当に拾い、これまで学んできた事とは何も関係が無い会社だ。自分活躍できる未来は、当然ながら見えない。

 本当に何のための学生生活だったのか。学費無駄に食い潰しただけ。親に申し訳ない。

 分かっていはいたが、改めて文章にまとめると自業自得だ。しかし、だからこそ、そう思う度に青春コンプレックスが加速していく。何者かになりたいと憧れ、しか研鑽を怠り、結局何者にもなれなかった自分。これから一生付き合っていかなければならない。苦しい。

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