「国なんてアテにしちゃだめ」
「自己防衛」
SNS上ではよく使われる画像になっている街頭インタビューがある。
でも、それをわざわざ主張する人も今後はいなくなってくると思う。
「困ったら国が助けてくれる」
という価値観があるように思う。
だからこそ、年金の引き下げや高齢者の自己負担を引き上げるとなると
「年寄りを見捨てる気か」
と批判が大きくなる。
でも、バブル崩壊後に物心がついた世代の自分からするとその感覚は不思議なのだ。
年金や社会保険料は払い損で当たり前だし、だから自分が困ったときに国が助けてくれるとも思わない。
日本は治安がよくてご飯が美味しく暮らしやすいけど、経済的に豊かな国だとは思っていない。
安心感がないから、車とか贅沢品にお金を使おうとは思わないし、
多額のローンを組んでいい家に住みたいとも思わない。
まわりの若者ってたぶんこんな感じな気がする。
と言われるように、当たり前のことをわざわざ主張する必要はない。
「国なんかアテにしちゃダメ」
「自己防衛」
このことも、今の若者たちにとっては当たり前すぎてわざわざ主張することではなくなっていると思う。