2020年は本当になにもない一年で、病院実習は途中で中止になり、最後の大会や夏休みもすべて吹き飛んだ。みんな同じだと思うけどね。
学生最後の年なのに、旅行もできず、みんなと遊ぶことも難しい。
医学生がCOVID-19に感染すれば、交友関係まで報道をされ(なんで医学生にはプライバシーがないんですか)、医療従事者の諸先輩方よりは緩いと思うけれど、厳しい目を向けられていた。
仕方がないので国家試験の勉強をするのだが、受かったら受かったで病院へ就職しなければならない。
初期研修医の先輩方と話す機会があるけど、発熱外来をやってCOVID-19感染者を診ただとか、なんなら感染しただとか聞く。きっと4月から似たような生活が待っているんだろう。
当初想像していたような様々な診療科を経験できる初期研修ではなく、COVID-19に振り回される2年間になってしまうのだと思う。
指導医の先生方も初期研修医に教えている暇が以前よりないかもしれないし、まともな2年間になるのかな。
みんな勉強しているので国家試験はきっと難しくなるし、楽しみにしていた学生最後の友達との卒業旅行もできない。
卒業式もないのかな、6年間に区切りを付けたかったんだけどな。
もやもやした気持ちのまま4月を迎えるんだと思う。そして、就職先では足手まといにならないよう、また必死に頑張らないといけない。
たまに街に出ると、ワイワイガヤガヤ感染を気にせず遊んでいる人たちを見かけたりする。羨ましいと思いつつも、この人たちの誰かが、将来自分の前に現れるかもしれない。
何のために勉強しているんだろうね。
一般人がどこまで遊びまくれるかは諸君の努力にかかっているので一生懸命頑張って下さい!お医者様!
少しはリスペクトしろよ。特攻隊員みたいなものだろう。
好きです。書いてくれてありがとう。