2021-01-08

フェミ宗教」いや、宗教バカにするなよ

現実世界では新型ウイルスが猛威を振るい、緊急事態宣言まで出された中、ネットではフェミニスト(と自分では称している)とアンチフェミニスト特にツイッター上の)が今日今日とて喧喧囂囂とやりあっている。


やり取りを眺めていると、飛んでくるはずのない飛沫までが可視化しそうである

かかる舌戦最中アンチフェミニストが偶に「ツイフェミニスト宗教のようだ」と言い出すことがある。

男女問題には大して意見もないが、これは少々いただけないと思う。


まず、我々は様々な宗教に浸かって生きている。

よく言われることかもしれないが、12/25はキリスト教に倣ってクリスマスを祝い、年が明ければ氏子の如く神社に参拝し、冬の寒さで誰かが逝去すれば寺で葬式をあげる。

もし宗教がなければ、師走も田暇となりそうな勢いである。

日本人無宗教などと言われることもあるが、そんなことはない。元来八百万の神と生きてきた我々は世界中の神や神秘を広く受容できており、むしろ無宗教からは程遠い。

よって相容れないものを「宗教」と称するのは不適当である


次に、宗教には明確な教義体系がある場合殆どであり、それは学術的な研究に裏打ちされたものでもある。

宗派それぞれに教義歴史がある。

禅宗などは古来、師から弟子相伝されるものであり、おいそれと教えを口にすることなどできないのだ。

また、宗教には派閥があり、派閥同士戦うこともあれば、穏健な論議が交わされることもある。日本の寺では、檀家の見る前で曹洞宗浄土真宗の僧が教義について議論するなどいうイベントもよくある。現代フェミニズムの「一人一派」とは意味が違う。

そして、多くの宗教研究は、世界中のあらゆる学府で高名な研究者たちによって、今も行われている。

まり宗教者の発言と誰でも片手でできるインターネット上のツイートとはそもそも質が異なるものである

修行に邁進し、得悟した者の教え」と「どこの馬の骨発言かも分からないが「いいね!」が沢山付いているツイート」を並列に扱うのは冒涜に近い。

いいね!」を付けている者が宗教信者のように見えるのかもしれない。しかし、「救いや教えを求めて日々祈りを捧げ、文献を読漁り、社会奉仕を続ける宗教信者」と「気に入らない発言的外れ文句を垂れ、そのくせ自分へのあらゆる批判を「クソリプ」と決めつけ、自分けが不幸そうな顔をしている強い女メーカーアイコンの人」は同一視するべきではない。


そんなことを考えていたら、「ツイフェミニストカルト宗教のようだ」という発言が目に入った。

それはアンチフェミニストお互い様だろう、と思いつつそちらはやや納得した。

  • 伝統がいくらあったって俺らは別にゾロアスター教に対する配慮なんか全然してねえわけじゃん 単なる頭数とカネの問題でしかない そして自分らに害をなすことはあっても益にならない...

  • 科学的でないって言いたいだけかと

  • 勝手に拡大解釈して藁人形作ってるいつものやつ

  • ツイッターやはてなみたいな大規模コミュニティに新興宗教やカルトがいないわけがないので、表面をフェミニズムできれいに塗って信者勧誘をしている可能性くらいは想定しておいた...

  • アンチフェミニスト信者さんちーっす

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん