まず先に説明しておくと、家族に追い出されたとかそういう話ではありません。
単純に自宅の鍵を紛失して自宅から締め出されました。
コロナ禍で正月に帰省することができなかった私は年末からずっと自宅に籠もっていました。
夜10時頃、そうだ年賀状が届いているかも!と思い確認するために部屋を出ました。
今思えばここでミスを犯していました。
郵便受けを確認するついでにジュースを購入し、ルンルンで自宅に入ろうとしたときに事件は起こりました。
部屋の暗証番号が思い出せない。。。
実は自宅(賃貸)の鍵は普通の物理的な鍵ではなく暗証番号を入力する方式なのです。
ちなみにここには数年住んでいるので通算すると軽く千回以上は暗証番号を入力してきた実績と自負があります。
それなのに2021年になったら急に思い出せない。
そんなはずあるか!と思いアパートの入り口から行動をやり直してみる。もしかすると体が覚えているかもしれません。
よし体よ覚えていてくれよ!
それでも、かぎはあきません。
いつも無意識に入力していたので改めて数字を思い出そうとすると余計思い出せない気がしてくる。。。妙にパニックになって心臓がバクバクしてくるしテストで全く回答が分からなくて頭が真っ白になった時のような気分。
ここで、あ、そうだ、スマホに番号メモってるんだった!と思いだしたのも束の間、スマホは部屋に置きっぱなしだったことに気づく。
やっぱり、かぎはあきません。
30分くらい格闘しましたが部屋着だったこともあり寒くて番号を入力するたびに心が折れていく音が聞こえてきます。
スマホが無く誰にも連絡することができず、時間もおそらく23時過ぎていて残り80円...もうダメポお。
このあたりで127時間という映画の主人公に自分を重ね合わせ始める。なぜあの時スマホを持ってこなかったのか。。。いつもはお風呂に入るときにも持っていくのに。。。
お腹も痛くなってきましたが人間の尊厳を優先し、ここは近くのコンビニでどうにか済ます。
残金80円なので何も買えず、店員さんにごめんなさい、と心の中でつぶやく。
自宅には帰れないけど帰路につきながらどうするか思案しました。
どうやら隣の住民が奇跡的にまだ起きているっぽかったので、めちゃくちゃ申し訳ない気持ちを抱えつつ思い切ってノックをしたところ、元旦の夜にも関わらず顔を出していただけました。
こんな見ず知らずの人間を助けていただいて本当に感謝しかありません。
その後はスマホをお借りして鍵屋さんに来てもらって、身分証明するものがないので警察も立ち会いが必要だと判明。
警察の方にも来ていただいて立ち会いのもと無事解錠。費用3万円いかないくらい。あんな簡単に開けられちゃうんですね。鍵って。
警察の方からは説教をいただき、家族構成やら住所やらいろいろ聞かれました。(急に暗証番号忘れるのが何か怪しかったらしく。自分でも何で急に忘れたのか不思議
元旦からいろんな人に迷惑をかけてしまって情けないやら申し訳ないやら。。。
2021年から最悪の出だしになりましたが今年もいい年になりますように。
ちなみに年賀状は一枚も来ていませんでした。
ジュース飲んでんじゃネーヨはげ!!