ちゃんと調べて書いてないのでこれ投稿した時点で鬼滅が興収1位になってたら笑い話だがまあ聞いてほしい。
先日、千と千尋の神隠しの興行収入が上方修正されて「ゴールが逃げた」だの「そこまでして負けたくないのか」だの色々言われていたが、私的には今年のジブリ再上映は実質鬼滅の刃外伝でジブリ4作品は柱の一角だと思っているという話である。
このタイミングに興収修正が入ったのは当然水差しではないし、「お前はもっとやれるはずだ、俺たちを越えていけ」的な熱い展開だといえるんじゃないかと思ってこの文章を書かせてもらう。
鬼滅の刃は史上最速の勢いで興収100億達成して、現在も破竹の勢いだ。
一年間を振り返ってみれば今年は鬼滅の刃一色の年だったんじゃないかと思えるぐらいだ。
実際1位こそ「密」だったものの、今年の漢字の10位以内に「鬼」「滅」両方がランクインしていたまさに鬼滅な年であったといえるだろう。
でも待ってほしい、映画の公開自体は10月中旬からであり、それ以前にもブームがあったとはいえこの驚異的な勢いは一年が四分の三終わってからのことなのだ(勿論だからこそとんでもないブームなのだが)。
ではそれ以前に何があったか?
本当に映画館が苦しんでいたのは今年の上半期、特に緊急事態宣言前後の時期であったといっていいはずだ。あの頃は本当に街に人が居なかった。
新作映画も続々と公開延期となり、映画関係者が途方に暮れていたその時、6月26日に彼らは現れた。
「俺が来るまでよく堪えた 後は任せろ」
厳密にはジブリ作品ではないスタジオジブリの原点、大冒険感は四柱の中でも最高
鴎柱「風の谷のナウシカ」
壮大な自然と音響の美しさ、何よりあの静寂の凄まじさは劇場だからこそ味わえた
怪柱「もののけ姫」
見るもの聞くもの全てが情報の塊、魔導書を脳みそに直接ぶち込まれるような感覚を味わえる怪作
湯柱「千と千尋の神隠し」
矢鱈と歩くシーンが多くて唐突に歌うけど、独特の雰囲気と情景の美しさは俺好きだよ
歌柱「ゲド戦記」
四人の柱が立ち上がり、命を賭して映画館を守ってくれたからこそ劇場の命脈は繋がり、無限列車編で見事な復活を果たすのだ。
どう考えてもこれ立ちふさがった壁とか逃げたゴールじゃなくて柱だろ。
興収8億プラスですらより高く飛び立てるように滑走路が伸びたとかそういう風に思えてきたわ。
本編で語られない過去編外伝の主人公の活躍が間接的に本編ラスボスの撃破に影響してるみたいな熱さである。
しかもこいつらコロナ禍を反映して、全作品に呪いや胞子や祟りやら疫病めいた要素が登場するからな。
まるで異変発生初期に投入された対疫病用特殊部隊の厳しい戦いを描いた鬼滅の刃外伝じゃないか。
私はジブ柱全部見ました。劇場で見れて本当に良かった。一生の思い出でございます。
というわけで、ジブリは柱。QED.照明終了。
ちなみにジブリのリバイバル上映は8月までやっていたので、厳密にはジブリと鬼滅の間に中継ぎ的な柱がおそらく存在しています。
公開時期的に竜柱「のび太の新恐竜」とか突柱「今日から俺は!!」とかが柱の一角なんじゃないかと思うがその辺はほかの人に任せます。以上。
そういわれてみれば確かに納得^^
見に行けばよかった