2020-12-02

一人称がうまく使えない

小さい頃から一人称がよくわからなかった。物心ついた頃は僕を使っていたと思う。思春期は俺になりそうだった。今は畏まった文章なら定型的に私を使うけど、口語ではどれもしっくりこない。そうやって生きてきたので、一人称を使わず文章を作れてしまう。ことばの世界自分という主体はそんなに必要ないんだなぁと思う。

そんなに自己主張したいこともなくて、一般論とか論理的に言えることしか言ってない。私はこう考える、というより、こういう理屈でこう言える、という話をしている。趣味にしたって変わらない。感情をことばで表現するには理屈を立てないとできない。なぜそう感じたか一般化すると、自分固有の話は消えてなくなる。やっぱり一人称がなくてよい。

とはいえ言葉として一人称を使った方が自然なシーンはある。だいたいは「自分はこう思う」みたいな三人称表現で誤魔化している。「自分」が一人称だという感覚あんまりない。妥当言葉が他にないからそうつかっているだけ。「俺は〜」「私は〜」で話せる人はすごいなって思うし、なんだか話し方が違うなと思う。

妥当一人称をどれにするのがいいんだろうとたまに思うんだけど、一人称のないことばの世界に慣れてしまってるのでやっぱりしっくりこない。この感じどうすれば解消するんだろう?

  • 自称をまこりんとあいちゃんとかたろちんとかでいいんでない?

    • 三人称を一人称にする発想はなかった。恥ずかしいけどありかもしれない。ありがとう。

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