2020-11-30

引退した競走馬は9割が殺処分」は本当に現実か?

引退した競走馬は9割殺処分の現実…元競走馬を積極的に受け入れる牧場には“名馬の子供”もいた

こう書かれるとまるで

「90%の競走馬引退するとすぐに殺処分される」ようだが、

実際にはそんなことはありえない。

JBISサーチで検索すると

https://www.jbis.or.jp/index.html

たとえば2000年生産されたサラブレッド8622頭のうち、

種牡馬として登録されてたのは455頭、

繁殖牝馬として登録されたのは3091頭である

(注:2010年くらいだとまだ現役馬が多いので古いデータを参照している)

すなわち40%程度が殺されずに繁殖に上がっているわけだ。

もちろん繁殖に上がったあと、

結果が出ずに売り飛ばされる例も多いだろうが、

少なくとも「すぐに」殺処分されるわけではない。

また毎年2000〜3000頭程度(主に牡馬)は乗馬転用される。

殺処分というと聞こえが悪いのでいったん乗馬転用してすぐに殺処分する」ということも多いようだが、

実際に乗馬アニマルセラピーに供用されている引退馬がいることも事実である

そうした活動に対してはJRAから助成金も出ている。

https://jra.jp/news/201905/050601.html

そうして繁殖用や乗馬用になったあと行方が分からなくなる馬は年間3000頭程度という。

現在の年間生産頭数が7000頭としても「9割が殺処分」というのは明らかに言いすぎだ。

では、なぜ「9割」という数字が出てくるのか。

そもそも大前提として、

馬が怪我病気で立ち上がれなくなると

長く苦しまないよう安楽死処分にする。

「9割」にはおそらくこの数字も入っているのではないか

残りの1割は心臓発作のように即死場合だろう。

まり引退した競走馬は9割が殺処分」は、

定年退職した人間は9割が病院死ぬ」というような話だと思う。

  • 牝馬だと競走馬として登録されずにそのまま繁殖馬になるのも多いんじゃなかったっけ? そういうのを除いた、競走馬になった中では9割が殺処分、って意味かも あと毎年2000〜3000頭も...

    • 仮に乗馬の全てが殺処分だったとしてもまだ3割程度だが、残りの6割の死体はどこから生まれてくるんだ?

  • 乗馬ってあってもほとんどが食用になるんだぞ 世の中にそんな乗馬の需要があると思うのか 昔松永幹夫が「乗馬行きってほぼ肉にされてると知って一戦一戦真面目に乗るようになった」...

  • 本筋と関係ないけど、それなりに結果を残したが繁殖に使われない競走馬の肉ってやっぱり高く売れるのかな

  • 引退後すぐに殺処分だと肉が硬くて食用に向かないから、しばらく乗馬にして筋肉を落とすときいてる

記事への反応(ブックマークコメント)

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