同じアパートにおばちゃんが住んでいる。大阪弁を話し、丸顔で体格が良い。どちらかといえば貧弱な体の自分から見れば羨ましい。立ち話をしたところによれば、事業で失敗して生活保護を受けているのだそうだ。事業していたということは宗教系の人だろうか、とやや警戒心も働いたが、勧誘してくる感じではない。
おばちゃんは部屋の玄関の周りに鉢植えをたくさん置いてよくざぶざぶ水をやっている。アパートは元社員寮だったため水道メーターが1棟に一つしかなく、水道代は頭割りだからだ(そのことについては他の住人から不満が出ることもある)。まあいろいろ面倒を見るのが好きなのかもしれない。
このアパートは大家、つまり社員寮の持ち主だった社長が死んだあとはその妻が管理しており、すぐ近所の一軒家に住んでいるので、今どき月1で直接家賃と水道代を支払いに行くことになっている。2017年遅くのことだったが、大家の玄関先で、新たに入居した若い女性とすれ違った。髪が長く背の高い、運動神経が良さそうな美人だった。
その後半年ぐらいしておばちゃんと会話したところによれば、彼女は乳児を抱えており、彼女が仕事に出なければならないときは、おばちゃんが乳児を預かっているのだそうだ。ほっておくのは可愛そうやろ、彼女は携帯で「男友達」に呼ばれてすぐ出かけてしまうことがある、ちょっと病気っぽいとおばちゃんは言う。たしかにボロアパートの暑さ寒さは乳児には良くないだろう。そうでなくても乳児の放置には問題がある。ただ私は全くすまないが乳児は扱ったことがない、ということを伝えるに留めてしまった。
2018年は猛暑だった。大家は6月に彼女の部屋にエアコンをつけてやったそうだ。そのことを知ったのは7月になってからだった。おばちゃんがまた声をかけてきたのだ。今どきエアコンなしの部屋があるのも驚くが、乳児連れでそこに入居したのか。エアコン設置が入居条件だったとしても遅いな? でも、子連れの彼女はそのあとすぐに引っ越していってしまっていたのだ。そして事件がおき、今ニュースになっていると言う。ネットで検索してみた。『〇〇市で、幼児を室内に放置して死なせた母親〇〇が〇〇県警に逮捕されました』 私も、おそらくおばちゃんも児童相談所には通報していなかったのだ(私は私の問題で「変な裁判」があって忙しかったというと言い訳になる)。彼女と彼女の男友達を危ない人物だと考える余裕がなかったのだ。生き延びられなかった子のことを思うと胸が痛む。
児相は引越し先まで調べて追うそうだから 今度は安心して通報すれば良い
通報者バレが嫌だなと思っても 児相に代理で電話する弁護士なんていないだろうからな
通報者バレが嫌だなと思っても 児相に代理で電話する弁護士なんていないだろうからな
通報者バレが嫌だなと思っても 児相に代理で電話する弁護士なんていないだろうからな
その乳児は本当にいたのかね 子連れの女と逮捕された女は同一人物かね あんまり分かってないだろ