2020-11-24

同人女キラーは次に誰を殺すんだろう

私はしがない物書きの同人女である

最近10間使い続けたpixivアカウントを消した。

消した理由は単純なことだ、ある一人の同人女から逃げるためだった。

私がある同人女(以下、Sとする)と出会ったのは今から一年前。作業通話ができる通話アプリ使用共通フォロワーと共に話したのがきっかけだった。

Sと知り合ってそう日も経たないころ、Sから合体サークルをしないかと誘われた。わたし特に何も考えずにやりましょうと答えた。後からその判断を後悔するとも知らずに。

Sは曰く、自分自身では承認欲求はない、私は私のこと大好きだから自己肯定感も高いよと言っていたが。彼女は褒められたがりのタイプだった。

また、彼女自身が気づいているかは知らないが。自身同人界隈での交友関係や誰々と話した、遊んだなどを自慢げに話すタイプであった。

私はSの作品を嫌いではなかった、むしろ彼女表現が好きだった。だからこそ彼女作品を書けば隅々まで読み込み賛辞の言葉を贈った。

だが、私がSという女の恐ろしさを知ったのは後々になってからだった。

ある日のこと。ある絵描きが急にアカウントを消した。彼女はもともと別ジャンル絵描きであり、その絵も私のいたジャンルの絵も同じアカウント投稿していた。Twitterpixivも、そのほかのお絵かき投稿サイトも姿を消し、あの人はどこに行ってしまったのかと。そう、オフ会のたびに誰かが嘆く声を聞いていた。

また、ある日のこと。自ジャンルで一番尊敬していた字書きが小説投稿するのをやめた。あれほどにタイムラインにも多く呟いていた妄想もぱったり止んだ。仕事生活が忙しいのだろうと思い考えないようにしていたが、その地点で私はある疑念を抱いていた。

しかし、その疑念を誰にも口に出さないまま数ヶ月が過ぎたころ。私の元にある問題が降りかかる。

「家庭の事情イベントに行けなくなっちゃった

Sが、タイムラインツイートをした。

丁度イベントの一週間前のことだった。

その後、SからDMが届き。最近巷を騒がせている例のウイルス関係イベントへ行くのを止められたという話を聞いた。

特定を避けるため詳しい事情割愛するが。事情があるとはいえ私や私の他の人物にも迷惑をかけたにもかかわらず彼女は一切の「ごめんなさい」も「すみません」も「迷惑かけます」の一言も言わなかったこと。私が彼女に対して怒っていると伝えたことと、彼女がそれを理解しなかったことだけは書いておこうと思う。

そうして、イベントに一人で参加し、3ヶ月ほど経った後。ようやくSとの件にカタをつけた。これで彼女と関わることはない、もう不快な思いをすることはない。私はそう思っていた。

しかしそんなある日のこと。知り合いの通話にお邪魔させていただいた折、ある同人作家(以下、Bとする)からこんなことを言われた。

「こないだ私のルームSさんが来たんですけどね。その時に丁度同人女(筆者)の話をしてたんです」

その後彼女の話を聞いていると、どうやらSはわたしとのDMのやり取りを晒しながら「私、同人女(筆者)さんに謝らなきゃいけないことがあるんですけど〜」といった感じで、聞いてもない懺悔の話をされたそうだった。

ふつふつと心の中から何かが湧き上がっていた。その感情がただの怒りでないことだけはわかっていたから、拳を握りながらBの話を聞いていた。

そうして、Bとの通話を終えてから。ずっと考えていた。Sのことを、Sの周りのことを。

あの絵描きとSはイベントで隣同士だったと言っていたな。それで、一度彼女ルームで一緒になったこともあったっけ。Sは絵描きのことが好きで、よくリプライを送っていたのを覚えている。私が知る限り、その絵描きと話らしい話をしていたのはSだけであった。

そういえば、あの絵描きお絵かきSNSを他に持っていたけれど。あのページも消えてしまったんだろうか?

そう思い、検索した結果。あるページが出てきた。もう、絵は消えていた。アカウントとある言葉けがそこには残っていた。

「この界隈での常識というものが私の中の常識と違うらしいので、アカウントを消します。お疲れ様でした」

尊敬していた字書きは確か、Sとよく会っていたと聞いたけれど。そういえば最近はそんな話を聞くこともなくなったっけ。前はあんなにも話していた二人はリプライを送るどころかフォローからも外れていた。

私は。あんなにも大好きだった自カプを見るだけで彼女の顔が思い浮かぶようになった。そしてそのたびに人の書いた、自分の書く自カプを見たくなくなった。何も読めなくなった、書けなくなった。そうして私は書くことも読むこともやめ、アカウントを消した。Sのせいであるとは言わない、だがそれがきっかであることは否定できなかった。

世間では例のウイルスがまた威力を増してきている。風の噂で聞いたところ、彼女は別のジャンル創作をしているそうだ。イベントにも出るらしい、人と一緒に。彼女は、今度は参加できるのだろうか?きっとするのだろう、今度こそは。

これは呪詛ではない。

だってきっと彼女がこの文を読んだとしても、まさか自分のことであるとは思わないだろうから

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