2020-11-20

このまま日本一眼レフは死んでいくのか

一眼レフの落ち込みが凄く、撤退する企業も出てきて、このまま市場が消えていきそうだ。

写真動画に対する需要スマホに飲み込まれしまった。


仮説① 一眼レフを買って儲かるジャンルが終わった

Webが出始めた頃だと写真クオリティによって変わるので、綺麗に撮るために一眼レフ需要があったのではないだろうか。

それがフォトストックで探してきたのとアクセス数が変わらなくなったのではないだろうか。

YouTuber動画需要はあるし、スマホで撮ったのと差別化もできているが、動画編集は手間がかかり過ぎるし、Webサイト以上に素材が必要となる。

結果、ゲーム実況というのに落ち着き、ゲームという盛り上がる演出が既にされた素材を組み合わせて儲ける方が楽だと気づいた。

映像素材、演出BGMテロップなどを1人で一から作っても広告収入は得られない。

見てる側はそこまでのオリジナリティなんて求めていないのだ。


アイドル業界だとチェキ流行っているが、あれは画像価値があるというより、手渡ししてもらえるとか、

横に並んで撮影できるとか、そっちのほうが重要だった。

チェキも儲かるから買われているのであって、儲からないなら費用がかかりすぎるので減ってくだろう。


仮説② スマホの端末割で、消費者価格基準がくるってしまっている

スマホ一眼レフ比較で、数値化しやすい性能面比較されがちだが、スマホは端末割がある。

携帯電話の時からそうだが、端末割でかなり消費者価格基準おかしくなっているのではないだろうか。

スマホならこの価格で出来るのに」というのが基準としてできてしまった。

割賦で買えるスマホと、現金で買う一眼レフというのも違うだろう。


仮説③ ハード制約と加工やネットワークとの相性の悪さ

スマホのように熱が多少出ようが高速で処理ができ、かつ外付けバッテリー対応してくれるハードと、

熱は出せず、大きなバッテリーを内蔵できない一眼レフで差が出ている。

じゃあスマホと合体できるようなハードにすればいいじゃんというのもあるが、結局データ転送するIFだったり、

2年置きに交換するスマホ更新タイミングを合わせられない一眼レフとで互換性が取れない。


あと自然な色が出るのを強調していたりするが、ディスプレイが一体となっていて、表示される色までコントロールできるスマホの方が一歩上だった。

普通の人はディスプレイキャリブレーションなんてしないし、わざわざそれ用に万単位お金は使わない。



追記中古市場

加えて中古流通さらに複雑にしている。

多くの人が、新品と中古での価格差が少ないのを望んでいる。

Apple製品を買う理由の一つに、中古での値下がり幅が小さいというのがある。

買う時にこのスペックだったら1年後の新作が出る前に価格はそれほど下がらないだろう、といったのを考えるだろう。

M1チップが載ったMacの8GBを見て、今時8GBか、という素直な意見と同時に、8GBだったらすぐ価格下がりそうだなというのがあるだろう。


一眼レフだと新作が出たら10万下がるといったかんじで、最低価格は安定するが、ハイエンド価格急落が激しい。

新作のたびにそれだけ負担するのはできないな、となる。

しか組み込みとして独立しているので、1年後のOSアップデートで重くなって使えなくなるといったこともない。

他にも理由があるだろうが、買い替えサイクルが長くなって市場が衰退していく。


  • 一眼『レフ』もう意味なし(苦笑) ・・・むかし夢見てた理想に近づいてんだから、それでいーじゃん? (そして誰も来ない「カメラ博物館」に死蔵されるのだ)

  • 一眼レフに電話機能つければ良いんじゃね?

    • 現場で撮影中にクライアントやデザイナーからバンバン横槍はいって何故かテザリングBANする流れ(笑)

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