ネコが嫌いだ。別にアレルギーがあるわけでもないし噛まれたとか嫌な思い出があるわけでもない。
あの愛くるしい見た目の動物をなぜ嫌う?
正確に言えばネコ自体は嫌いではない。いわゆる”ネコ好き”の人たちの言動が気持ち悪いのだ。
古くは「ぬこ」というネットスラングから始まり猫様だとか下僕だとか気色の悪い文化が嫌いなのだ。
SNS上では、ネコをアイコンにしたネコ好きのユーザーが大勢いる。人数が多いから目立つだけなのだろうが、そのネコアイコンにはとにかく気持ちの悪い奴らが多い。
彼らのツイートを見るたびに発言とネコが紐付けられ最終的にはネコを見るだけで彼らに対する不快感を連想するようになってしまった。
これはネコに限った話ではないだろう。他のコンテンツにおいても○○ファンのせいで○○自体嫌いになったという話はよく聞く。人間の認知や記憶の紐付けというのは思ったよりも単純で、通称アルバート坊やの実験では、なにも知らない子供にネズミをもたせながら大きな音を聴かせると最終的にネズミだけでなく毛でモフモフしたぬいぐるみやサンタクロースを見ただけで泣くようになったらしい。
逆に言えば、自分がネガキャンしたいものをアイコンにして暴れるというのも極めて効果的だろう。
ちなみにネット上では、ネコアイコンも含めて異常者の多い地雷アイコンとして、電車や旭日旗が挙げられている。
これらに共通するものは何か。私はネット慣れしていない中年が好きなものではないかと思う。これまであまりネットに触れてこなかった中年おじさんおばさんがスマホとSNS、ヤフコメという道具を手に入れて暴れているのだ。迷惑な話である