はじめてプレイしたときは、こんなに面白いゲームがあるのかと、心底思った。
Twitter企画でゲームの感想を募っていたので賞品につられて感想のリプライを送った。
もらったリプライには全ていいねを返してたみたいだけど、私のリプライにはいいねはなかった。
「みなさんのリプライは宝物です」
と呟いた。
宝物か、うん、そうだね。
よくない考えだろうけど、ふとよぎってしまった。
でも仕方ない。
たくさんあるリプライなんだから、きっと見落としもあるだろう。
なるべく無難に精一杯ほめちぎったつもりだったけど、相手が好ましく思わないこともあるだろう。
そう思うことにした。
それからまたしばらくして、賞品が
当たった人のツイートがTLに流れ込んできた。
「Aさん当たったんですね!Aさんに○○愛が強いから当たったんですよ!○○運営に作品愛が届いたんですね」
なるほどね。
そうだね、当たった人は愛が届いたんだね。
当たらなかった私は愛が足りなかったんだね。
この他にも小さなモヤモヤを抱え込んでいたのだが、このツイートがきっかけになって、全部全部、嫌になってしまった。
家に帰ってから、感情的に布教用に買ったパッケージをゴミ箱に捨てた。
それでもやっぱり好きだったから、後悔してまた拾った。
だけどもう二度とこのゲームを起動する気にはなれない。
こんなくだらないことで作品ごと見られなくなるとは思わなかった。