2020-11-13

夫を霜降り明星粗品にとられた

夫の人生が輝いている。

ここ1ヶ月ぐらい、夫は暇さえあれば霜降り明星チャンネルを見ている。

ここまで夫が何かに狂っている様を、私は見たことがない。

映画でも漫画でも、あらゆるコンテンツに対して「ああ、面白いよね」ぐらいのフラット姿勢しか示してこなかった夫が、今は前のめりになって霜降り明星のことを知ろうとしている。

なんなら飢えている。霜降り明星毎日18時頃にYouTube動画を上げるらしいのだが、いつも早々に消費しきって次の配信を待ち焦がれている。

夫がハード会議に揉まれて遅くに帰ってきた日、「霜降り見たら?」と言うと「我慢できずに帰りの電車で見てしまった……」とこぼす。霜降り明星が私を差しおいて彼の精神の支えになっている。

いつからハマっていたかは定かではない。

けれど、zoomの一件の直後にせいやが2時間ぶっ通しでボケ続けたラジオ神回の話をしたら、そこからぽつぽつと霜降り明星をチェックし始めた気がする。

夫は地頭のいい人間が好きだ。仕事のできるタイプと言い換えてもいい。粗品の喋り口にそれを感じるらしい。

それでいてコンビ愛に厚いところもたまらないという。せいや競馬モノマネをする時のはしゃいだ笑顔が好きだと言っていた。

そして、番組せいやへの手紙朗読する際、「本当にいい奴なので幸せになってほしい」と読むところでたまらず涙が溢れてしまった粗品が推せるとも言っていた。

コンビ愛といえば、2人がコンビを結成する時のエピソードも好きらしい。ピンで売れ始めていた粗品教師を目指していたせいやに猛アタックかまして結成したらしく、ゆえに何とか売れたあと粗品せいや家族挨拶に行くエピソードがめちゃくちゃアツいそうだ。

こんな話を毎日聞いている。粗品は私より愛されているかもしれない。だけど、夫がここ最近信じられないほど楽しそうなので、このまま粗品を好きな夫を好きでいようと思う。

こうして日記を書いている間にも、夫の見ているスマホからしもふりチューブのオープニングの音が聞こえてきた。

その動画見るの今日3回目だね。

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