キャス主が男性であり、深夜に配信されていたのもあって猥談もOKという自由な配信だった。
私は女性であったが、猥談は何とも思わないし、なんなら混ざってみたい気持ちもあった。しかし、女であるのに男の猥談に参加しては、話しづらい雰囲気となり男性側に迷惑をかけるのではないか?と思い、コメントを送信するのは控えた。
その後、話題は「配信主が最近観た作品」になり、これなら私も参加してもいいかな?と思い、震える指でコメントを入力し、送信をした。この時点では何ともなかった。でも心の中では(自分が参加したら、変に気を遣わせてしまいそう)という気持ちも少なからず存在していた。
この時の内容は、話題に取り上げられているキャラを「いいよね……いい」するものだった。私もそのキャラが好きだったので、コメントして幸せだった。
私も調子に乗って、その猥談に参加してしまった。しかし、一回送信した時点で私は後悔した。
そこには場の空気も読めず一人ではしゃいでいる馬鹿女が存在しているだけだった。この辺りでキャス主が敬語を使っていたので、私がさっき想像していたことが現実で起きてしまったのだ。
男性の言う「巨乳最高」と女性の言う「巨乳最高」は違うのだと痛感した。男性の性欲は女性には当てはまらない。
女性が「女キャラシコれる」と言ったと仮定しよう。何を言っているんだお前、って困惑するよな。シコる棒は存在していないのに。
流石にシコれるとは言っていないが、「エロい」とは言った。正直この言葉でさえ、違和感があった。男じゃないのに、女キャラに欲情して、男の真似事のように「エロい」って言う。
男性の感情と女性の感情は相反するものだと18歳にして初めて実感したのだ。
今後は、自分が女であることを自覚し、男性の猥談には挟まらない、性的な話題を振らない。場の雰囲気を壊さないようにROM専に徹すること。これらを忘れないようにしたい。邪な念を抱いたら、それは心の中に閉まっておくこと。無理に文章にしなくていいし、インターネットに載せることも、他人にそれを話す義務もない。
やかましい。匿名掲示板に行け。存分に女の話してこい。 ただしホモの話はするな。ボロが出る。