2020-10-26

受診1回目ー多嚢胞性卵巣症候群の発覚

27歳。結婚して3ヶ月頑張ったけれど、子供ができないので気長に待つか〜!としていたら、幼馴染に勧められてブライダルチェックに婦人科へ行った。確証は無いけれど、自分不妊だろうなと常々思っていたので即予約ポチした。何もなければラッキーだと思って。

結果は、多嚢胞性卵巣症候群だった。

写真には、未発達の卵子と思われる丸い物が20個くらい並んでた。大きさはバラバラで、好き放題にいる。

生理が重いのもこれだった。経血の量も多かったり少なかったり。女性なのに、お口周りに少し濃い目の毛が生えたり、たまにニキビが出来てたりするのも、これが要因の可能性があるって言われた。

注射打って排卵を目指すか、ピル飲んで経過を見るかどちらがいいですか?」と聞かれ、一緒に検査しに来てくれた夫の顔を見ると躊躇なく「治療しよ」と言った。私もそうしたい。「します。」

こうして、私の不妊治療が始まった。

夫の精液検査は次回にするらしい。「家で採精して、容器に入れて持って来てね!でも、事前に連絡入れてください。突然持って来られてもびっくりしちゃうから。」と言われた。私は内診でメンタルボコられたので、いまいち内容が理解できずその場では呆然としていた。夫が頷いていたのは見えた。

次回の受診予約、受付横のカードリーダーで出来るので便利だと思った。全部の病院ネットで事前予約できて、次回予約もこうやって出来たらいいのにな。

帰り道、「たまご(卵子)いっぱいあったね。0じゃなくて、多くてラッキーだったね。」と言うと、夫が優しい声で「何事もほどほどがいいよ」と話した。笑って欲しかった。

「頑張ったからご褒美に一つだけ願いを叶えてあげよう」と夫が言ってくれたので、ケーキを買ってもらった。フルーツタルトと、ベリーチョコケーキ店員さんに「いつもありがとうございます」と言われて退店。月に2回行くだけで常連ぶれるのお得だね、と話して帰った。

自宅に帰って床に転がっていると、夫が私の横にゴロンと寝転がって来て腕枕をしてくれた。ギュッといつもより強い力ハグされて「何も(治療)しなくてもすぐ子どもができる人がうらやましいね」と言われた。

私に向けて責めるつもりで言ったわけじゃなくて、彼は私の気持ちを代弁しようとしてくれたと思うんだけれど、私はその言葉を受け止められなくてちょっと泣いた。

前々から子どもは欲しいと二人で話し合っていたのに、私が治療しないと子どもができない病気だったから、夫に迷惑かけてしまう結果になった。夫の期待に添えない自分申し訳なく感じた。

「君の体のことは、僕たち二人のことだから、きちんと治療していこうね」と頭を撫でてくれた夫の優しさに救われた。

これから不妊治療

いずれは通る道だと思っていたから、少しは心構え出来ていた。まだ実感無いからどうなるか分からないけれど、頑張るぞ。

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