もう25年以上前になる中学生の頃、自習の時間でひきつり笑いが止まらなくなり先生に殴られた事がある。
仲の良かった友人と通路を挟んで左右の席だったのだが、シーンとした自習中の教室の中でお互いに小さな声でささやき合って笑いを堪えるという本当にしょうもない遊びをしていた。
典型的な内輪ネタであるが、面白いエピソードのあるクラスメイトの名前をささやいたり当時流行ってたフレーズをささやいたり、今考えると本当にしょうもない事なのにシーンとしたクラスの中でギリギリの声量でささやき笑いを堪えるという緊張感がたまらなかった。
最初は「伊藤…………高橋……」とか普通の単語をささやいていただけだったのだが、そのうち俺の方が調子に乗って「青木………ブルー木」とか一部を英語にしてささやきだした。
すると友人はさらに調子に乗って「……貴乃花……貴乃フラワー……」と力士の名前の一部を英語に変換し始めて対抗してきた。
今となっては何とも面白くないし、思春期特有の笑いのハードルの低さだったり、シーンとした空気の中で俺たちのふざけ合いに他のクラスメイトも肩を震わせて笑いを堪えてる状況なども加わりどんどん空気がヤバい方向へ進んでいった。
ヤング乃花や武蔵サークルなど横綱への誠意のかけらもないフレーズが飛び交ったその時、俺はもう限界で笑いを堪えるあまり鼻の息が豚の鼻みたいに「ブゴッ!」ってなってしまいそれがトリガーとなり俺たちは笑いが堪えきれなくなってしまった。
もう息ができないくらい笑いが止まらなくて、今まで笑いを堪えてた周囲のクラスメイトも一気に大爆発して静寂が破られた。
自習の見回りに来てきたT田先生がツカツカ俺たちの方に歩いてきて何か怒号をあげた(「静かにしろ!」とかたしかそんな感じで)。
クラスメイトは笑いが止んだが、俺と友人はまだまだひきつり笑いが収まらず涙を流して爆笑していた。
怒りが頂点に達したT田先生が、俺と友人に凄い勢いでビンタをして俺はイスから転げ落ちて教室の床に尻をつきさすがにこれで笑いが止んだ……かに見えた。
せっかく静かになったのに、あろう事か今度は友人の鼻が「…… ブゴッ!」と豚の鼻になりまたトリガー発動、思い切りビンタされて痛いのに痛さ以上にもう笑いが止まらなくなりT田先生に身体をグワングワンされて怒鳴られまくっているのに俺たちもクラスメイトも笑いが止まらなくなってしまった。
T田先生は怒って出て行ってしまうし、クラスの真面目な女の子もめちゃくちゃ怒って泣くし、そのあとの時間から担任や体育教師にちびるほど怒られ、部活の担任に泣くまで怒られ、親にも電話され怒られ散々な目にあったのは言うまでもない。
T田先生には完全に嫌われてしまい、俺と友人はテストで毎回100点近い点数を取っても5段階評価で3しかつけてもらえなくなってしまったのが残念だった。
今では僕も悪友もどこにでもいる普通のサラリーマンとなり、人の親にもなり、あの時のようなくだらない事で笑わない大人になりました。
性暴力の被害者は笑顔になってはいけないのか? 伊藤詩織さんへの発言に憤り 作家・吉川トリコさんの思い https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/birth/25105/ 人間がどういう顔をしていようとそいつ...
現代で暴力や恫喝を使わずこういうガキを黙らせるのって実際どうしたらいいんだろう 増田の友達の中では大人になってもプークス癖が治らず蛭子能収みたいに葬式で笑ってる奴もい...
徴兵制で脅す
これはむしろT田先生のやんちゃ&ヤラカシ案件なのでは?(苦笑)
人として最低だ 子供を殴るなんて到底許されるべきではない その教師を教育委員会に報告すべきです