2020-10-05

物事マウント取らないと受け取れなくなるのが老化の始まり

なのではないか最近思う。

そしてそれは30代から始まるのではと。

親は私が子どもの頃(つまり親が30代の頃)、好きな漫画を教えたり読ませたりすると、「AKIRAの影響受けてるから」とAKIRA差し出して読ませて来たりした。

妖怪漫画を見せれば水木しげるを、少女漫画を見せれば美内すずえを納戸から取り出してくる。

肝心の漫画感想は「まぁ、面白いんじゃない?」で、子ども心にちょっと小馬鹿にされてるのがヒシヒシ伝わってきた。

好きなアニメを見てても、横で父親と「○○の系譜だ」「今時の子はこういうのが好きなのか」とぺちゃくちゃ。

そして「今、私が新しいと思っていて、大切な人と共有したいこと」を「二番煎じだ」と遠回しに指摘して、一緒に楽しんでくれない。

そのくせ、勧められた漫画を「面白かった」と言った時だけ機嫌が良くなり、自分子どもの頃、それがいかに新しかたか語った。

子ども心に「こいつら懐古厨のクソだな」と思った。

そして現在

30代になった私の友人が最近、なろう小説でパクりを見つけたと、

十年くらい前のアニメから引っ張ったネタパク(曰く、モノローグが作中モノローグ改変コピペに見えるらしい)を指摘してきた。

「こんなのがランキング上位なんだけどww 今時の子は○○も知らんのか」

そりゃ知らんやろ。なろう現役世代10年前に深夜アニメとか見てる訳ないやろ。

せいぜい親の録画を横で見てたくらいのものだろう。

因みに友人も息が長い…というか、10年以上前にハマったジャンルに未だしがみついて、「○○が劣化した」「ファンに媚びるようになった」とか言ってしまタイプで。

私は今、twstにハマってるのだが、布教する度に外側の騒動を拾って来て「厨ジャンルなんでしょ? やだよw」とマウントを取ってくる。

キャラ大事にしてるゲームなのに、布教した際に「推し声優キャラ実装されたらやる」と言われた時は殺意も芽生えた。

多分だけど、彼女、興味はあるのだ。

興味はあるのだけど、決定打がないので、外側の浅いところを突き回してマウントを取っている。

そのくせ、その外側の浅いところが全てなので、私の話とか聞きやしないのだ。

多分、始めたは始めたで、「顔のいい○○じゃん」と暫くネタ弄りで来るだろう。

彼女は5chとニコニコ全盛期が受け止められるMAX情報量なので、あの頃のような弄りから入らないと新しいことが理解できない。

今のところ、私はまだ『余白』を持っているつもりでいるが、私と彼女同級生

もう少ししたら私も、男性アイドルものゲームをみんなドルマスうたプリのパクり、ループものをみんなまどマギのパクり、SFをみんなAKIRA系譜と言うようになるのだろう。

そうしないと、新しいものは刺激が強すぎて老化で神経が保たなくなるのだ、多分。

あーあー、80になっても羽生くんの良さが分かるうちの祖母みてぇになりてぇなぁ。

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