オレもたぶん増田から見たらはてサの一員だと思うんで、いっちょかみしていい?
あのさー。そもそもあの弁護士センセの話は、「ダイバーシティの尊重」イコール「制服の否定」という例から始まっているけど、たとえば「制服」によって同列に並べることで初めて個々の違いを尊重できるというケースもあるのだから(たとえば身分制社会においては、貧富の差を感じさせないことで各自を社会的階層に固定せず多様な性質の発露が期待できる)、制服イコール画一主義という発想があまりに単純でおかしいのね。従って、この人は極めて単純で形式主義的なダイバーシティ尊重の話をしている(あるいは堀弁護士はそもそも形式主義的なもととしてしかダイバーシティを理解していない)ということになる。
その前提の下で「多様性(ダイバーシティ)尊重という主張は形式主義的だ」「本当に大切なのは個性尊重だ」とか結論付られても、それは「アナタノ定義デハソウデスネ…」としかいいようがない。その「あなたの定義」がそもそもおかしいので、話にならないんだわ。つまりこれは典型的な案山子論法だってこと。「自己の考えたおかしな主張」を引っ張り出し、実在ならぬ「案山子」を相手に勝負を仕掛けて「お前はここがおかしい!」とドヤって勝利宣言。そりゃ勝ったように見えるよ。だって相手は案山子だもの。
こういうお話を真面目に相手するやつがいると思わなかったので、今回の弁護士の記事はさくっとスルーしたよ。けど、案外騙されやすい人も多いもんなんやなって。
多様性と個人の尊重って言葉変えてるけど大意は同じやしな