業績は節税対策を毎期税理士と打ち合わせするほどなのでまずまずと言ってもいいでしょう。
役員報酬も社長は月額150万ほど。私も入社したてで40万ほど頂いていました。
今、私は別の会社で働いています。後を継ぐはずだった工場が廃業したわけではありません。
理由は従業員を社長のように扱う覚悟が無く、かつ従業員をそのように扱う以外に業績を上げられるか、その自信がないためです。
社長のやり方は従業員を工場を稼働させられる最低限の人数だけ低賃金で雇うというものです。
中小企業の社長はトップセールスマンでもあるのですが、その点にも秀でていて大量の受注を得て1年に何ヶ月かは非常に忙しくなり従業員に残業をしてもらう必要がありました。
その数ヶ月のために従業員に余裕をもたせるなんてことは頭の片隅にもありません。酷使して残業させれば良いのです。
当然、人を雇って負担を軽減して欲しい、仕事があるなら給料を上げて欲しいという不満が出ますが、そこで社長の口癖が「嫌なら辞めろ。代わりはいくらでもいる」でした。ドラマのセリフみたいですが本当です。
この人手不足の中でそんなセリフ?と思われるかもしれません。しかし実際すぐに辞めた従業員の後がすぐに埋まるんですね。社長としても給料が安い新人に代わって有難いでしょう。新人は最低賃金からスタートですから。本当に代わりはいくらでもいます。
一度社長にこんなやり方は今後継続性が無い、人手不足が叫ばれる中、いつまでも続かない、従業員を育てるべきだと言ったことがあります。
「お前みたいな大学出やデカいビルで働くスーツども、コンピューターの前から動かないやつには見えていないだろうが、こういう工場でしか働けないどうしようも無いやつが山ほどいる。お前の言う人手はお前やお前の周りみたいなガリ勉どものことだろ?もっともっと下を見てみろ。クズどもがウヨウヨしてるぞ。そういう何をやってもダメでガリ勉どもが見向きもしないやつらに人並みの生活与えてやってるんだから感謝されることはあっても、お前にそんなこと言われる筋合いはない。」
当時は反発して従業員を育てようとしましたが、現実は社長の言い分に納得しただけでした。世の中には想像できないほど何もできない人がいました。もちろん私の人に教える、誰でもできる仕組みを作る能力が足りなかったこともありますが。
かと言って人をそんな扱いをする覚悟は持てず会社を辞めて就職しました。
その工場はまた車を高級車に替えたり、外壁を塗り替えたりしているので未だに儲かっているのでしょう。
景気が悪いとそうなんだろうと思うよ。だけど、景気が良ければ本当に人手不足で他所に行く。 景気を良くして労働需要を高い状態を維持することが労働者が強くなる方法。
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